DJI Mini 5 Pro発売!Mini 4 Pro / Air 3Sとの違いを徹底比較し、あなたに最適な一台を選ぶ
ついに、DJIがドローン界の常識を塗り替える一台を発表しました。
その名は「DJI Mini 5 Pro」
これまで上位モデルにしか許されなかった技術を249gの機体に詰め込んだ、革命的な機体です。
しかし、これだけ高性能なモデルが登場すると、新たな悩みも生まれます。
- 「従来のMini 4 Proから乗り換える価値はあるのか?」
- 「上位機種のAir 3Sと、どちらを選ぶのが正解なのだろうか?」
- 「初めての機体がDJI Mini5 Proでいいのかな? 」
この記事では、Mini 5 Proがどんな機体で、従来のモデルと比べてどちらが「買い」なのか、その答えを徹底的に掘り下げます。
なお、Mini 5 Pro以外の選択肢も含めて、最新のドローン全体から比較検討したい人は、まず「 おすすめドローン28選!」で全体像を把握することをおすすめします。
その上で、この革命的な一台の実力を見ていきましょう。
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それでは、新しいMiniシリーズを見ていこう
もうすでにDJI Mini 5 Proの購入を決めている人はこちらから購入できます。
DJI Mini 5 Proの核心:Mini 4 Proからの主な進化点

Mini 5 Proは、単なるスペックアップモデルではありません。
ユーザー体験を根本から見直した、数々の進化が見られます。
まず、注目すべき進化点をまとめました。
- カメラ性能の飛躍的向上:Miniシリーズ初の1インチセンサー搭載
- 飛行性能の強化:上位機種に匹敵するパワフルな飛行と安定性
- プロレベルの安全機能:LiDAR追加とGPSなしでのRTH(自動帰還)
- 利便性の改善:折り畳み構造やプロペラ交換をより簡単に
では、一つ一つの進化点を詳しく見ていきましょう。
カメラ性能の飛躍的向上
DJI Mini 5 Proの核心は、やはりそのカメラ性能の進化です。
DJIの高性能ジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」と同等の1インチセンサーを搭載しました。
Mini 5 Proも「空飛ぶ高画質カメラ」と呼ぶにふさわしい存在になりました。
飛行性能の強化
飛行性能も大幅に強化されました。
特に耐風性能は上位モデルに匹敵するレベルまで向上し、よりパワフルになったモーターは、ダイナミックな映像表現を可能にします。
下記にてスペック表で比較情報もあります。
プロレベルの安全機能
安全性も大きく進化しました。
DJIのフラッグシップ機であるMavicシリーズやAir 3Sにも搭載されるLiDARセンサーを追加。
これにより暗所での障害物検知能力が飛躍的に向上しています。
利便性の改善
細かな利便性も改善されています。
従来のライトグレーからシックなカラーリングへと変更。
それだけでなく、アームも折り畳みの順番を問わない構造になりました。
さらにプロペラの取り付けもネジ不要の新設計となり、現場での交換作業が格段にスムーズになっています。
【スペック比較】DJI Mini 5 Pro / Mini 4 Pro / Air 3Sの違い

言葉だけでは伝わりにくい違いを、まずはスペック表で客観的に比較してみましょう。
| 比較項目 | DJI Mini 5 Pro![]() | DJI Mini 4 Pro![]() | DJI Air 3S![]() |
|---|---|---|---|
| コンセプト | その性能、ミニ以上 | 高性能と携帯性の両立 | 多彩な映像表現と安定性 |
| 機体重量 | 249g | 249g | 724g |
| 登録義務 | 必要 | 必要 | 必要 |
| カメラ | 1.0インチ CMOS | 1/1.3インチ CMO | 広角:1.0インチ 中望遠:1/1.3インチ |
| 有効画素数 | 5000万画素 | 4800万画素 | 広角:5000万画素 中望遠:4800万画素 |
| 最大動画性能 | 4K/120fps | 4K/100fps | 4K/120fps |
| 最大飛行時間 | 36分 / 52分 (Plus) | 34分 / 45分 (Plus) | 45分 |
| 安全性能 | 全方向 + LiDAR | 全方向ビジョン | 全方向 + LiDAR |
3-1. DJI Mini 5 Proの価格とセット内容
Mini 5 Proの価格設定は、その性能を考えると非常に戦略的です。
セット内容は主に送信機の違いで分けられています。
| セット名 | 主な内容物 | 価格(税込) |
DJI Mini 5 Pro![]() | 機体 + 送信機 RC-N3 | 106,700円 |
Fly Moreコンボ![]() | 機体 + 送信機 RC-N3 + バッテリー×3、充電ハブ等 | 128,700円 |
Fly Moreコンボ (RC 2)![]() | 機体 + モニター付き送信機 RC 2 + バッテリー×3、充電ハブ等 | 150,480円 |
Fly Moreコンボ (RC 2, Plus)![]() | 機体 + モニター付き送信機 RC 2 + バッテリーPlus×3、充電ハブ等 | 158,180円 |
最上位セットでも約16万円弱。
これは、Mini 4 Proの発売当初とほぼ同じ価格帯です。
性能が飛躍的に向上しながら、価格を維持している点は驚きです。
送信機「RC 2」と「RC-N3」の違いについて
DJI RC-N3

従来型の送信機で、自身のスマートフォンを取り付けてモニターとして使用します。
手軽に始められる一方、フライト中にスマホの通知が来たり、バッテリーを消費したりするデメリットがあります。
DJI RC 2

高輝度の5.5インチモニターを内蔵した送信機です。
日中の明るい場所でも視認性が高く、スマホの準備も不要なため、起動からフライトまでが非常にスムーズ。
より快適な飛行体験を求めるならRC 2付きのセットがおすすめです。
なお、プロ向けハイエンド送信機である「DJI RC Pro 2」への対応は、現時点では未定となっています。
Mini 5 Proの新機能を深掘り解説

ここからは、Mini 5 Proが誇る3つの機能に分けて解説していきます。
- 「飛行性能」
- 「カメラ性能」
- 「安全性能」
という3つの主要な進化点を、具体的なデータと共にさらに詳しく見ていきましょう。
飛行性能レビュー:風の中でも、より速くパワフルに
Mini 5 Proは、飛行性能の基礎体力が大きく向上しました。
| スペック | DJI Mini 5 Pro | DJI Mini 4 Pro | DJI Air 3S (Air 3) | 備考 |
| 最大上昇速度 | 10m/s | 5m/s | 10m/s | 2倍の速さに。 Air 3Sと同等 |
| 最大下降速度 | 8m/s | 5m/s | 10m/s | よりスピーディに |
| 最大水平速度 | 19m/s | 16m/s | 21m/s | 迫力ある映像表現が可能 |
| 耐風性能 | 12m/s | 10.7m/s | 12m/s | 上位機種と同等レベル |
特に注目すべきは耐風性能です。
Air 3Sと同等の12m/sを実現したことで、これまで飛行をためらっていたような少し風の強い日でも、安定した撮影が可能になります。
初心者の人だと、強風が吹くと恐怖を感じます。
12m/sまでの風に対応できるのとても心強いです。
カメラ性能レビュー:1インチセンサーが実現する画質とは
カメラ性能こそ、Mini 5 Pro最大の進化点です。
イメージセンサー
カメラの画質を左右する最も重要な部品が、光を電気信号に変えるイメージセンサーです。
センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込め、画質が向上します。
Mini 5 Proは有効5000万画素の1インチCMOSセンサーを搭載。
これにより、特に夕暮れや夜景といった光の少ない場面でも、ノイズを抑えたクリアで美しい映像を記録できます。
このような大型センサーは、多くのデジタルカメラでも採用されている高画質の鍵となる技術です。
動画性能 4K/120fps
動画性能 4K/120fpsの撮影に対応しました。
これは1秒間に120コマで記録する技術で、再生時に非常に滑らかなスローモーション映像を4Kの高画質のまま作り出せます。
DJI Mini 5 Proからの新機能
表現の幅を広げる機能も追加されました。
「ロスレス2倍ズーム」は、画質を劣化させることなく、被写体にもう一歩寄った撮影を可能にします。
また、Mavic4Proにあった機能も追加。
ジンバルが大きく動く「225°ロール&縦型撮影」は、SNSに最適な縦動画はもちろん、地面スレスレから見上げるような、これまでにないアングルでの撮影を実現します。
安全性能レビュー:LiDAR搭載と自動帰還機能(RTH)の進化
Mini 5 Proは、従来の全方向ビジョンセンサーに加え、新たにLiDARセンサーを搭載しました。
LiDARはカメラと違い、自らレーザー光を発射して距離を測る仕組みです。
光のない暗闇でも周囲を正確に把握できるため、夜間飛行の安全性が劇的に向上しました。
さらに、GNSS(GPS)信号が届かない環境でのRTH(リターン・トゥ・ホーム)機能も新搭載。
高架下や渓谷といった場所からでも、ビジョンセンサーを頼りに安全に離陸地点まで帰還する、まさに究極のフェイルセーフ機能です。
LiDARはカメラと違い、自らレーザー光を発射して距離を測る仕組みで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などでも活用されている先進技術です。
あなたに最適なドローンはMini 5 Pro?Mini 4 Pro?
さて、ここまでの情報を踏まえ、どのような方にどのモデルが最適なのかを具体的に提案します。
Mini 5 Proがおすすめな人

結論から言えば、ほとんどのユーザーにとって、現時点で最高の選択肢となるのがこのMini 5 Proです。
画質、携帯性、安全性のすべてが高次元でバランスしており、「とりあえず良いドローンが欲しい」という初心者から、「仕事で使えるサブ機が欲しい」というプロまで、あらゆるニーズに応えます。
特に「画質には妥協したくないが、重い機材は持ち歩きたくない」という方には、まさに理想の一台です。
Mini 4 Proがおすすめな人

では、Mini 4 Proを選ぶ理由はないのでしょうか。
決してそんなことはありません。
最大のメリットは「価格」と「型式認証」です。
価格改定後のモデルは、高性能なドローンを少しでも安く手に入れたいユーザーにとって、最高のコストパフォーマンスを誇ります。
また、国土交通省の型式認証を既に取得しているため、特定の業務で今すぐ認証済機体が必要な場合は、Mini 4 Proが唯一の選択肢となります。
Mni 5 Proと比較して、Mini4Proが気になる人はこちらの記事もチェック
▶︎【何が違う?】DJI Mini4 ProとMini3Proの違いについて徹底解説
▶︎ついに!DJI Mini 4 Pro「機体認証」取得の基本とメリット
Air 3Sがおすすめな人

一方、Air 3Sを選ぶべきなのは、撮影を「仕事」にするプロフェッショナルや、画角にこだわるハイアマチュアです。
望遠レンズがもたらす多彩な表現力と、重い機体が生み出す絶対的な飛行安定性は、Miniシリーズにはない大きなアドバンテージです。
携帯性よりも、作品のクオリティと現場での信頼性を最優先するなら、選ぶべきはAir 3Sでしょう。
比較検討して、Air3Sが気になる人はこちらも確認してみて下さい。
▶︎DJI Air3Sが登場!Air3とスペック徹底比較!LiDARで何が変わる?
それぞれの機種の強みを理解した上で、「 おすすめドローン28選!」をチェクして、あなたの最終決定が最適であるかを確認してみてください。
まとめ:DJI Mini 5 Proは”買い”か?

DJI Mini 5 Proは、249gという制約の中で、これまでの技術的な限界を打ち破った一台です。
手軽さとプロレベルの性能を両立したこのドローンは、多くの人の空撮体験を、より豊かで、より安全なものに変えてくれるはずです。
この記事が、あなたのドローン選びの最終的な後押しとなれば幸いです。
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そのほかにもドローン国家資格ナビではおすすめのドローンも紹介していますので、ぜひこちらの記事もチェックしてみて下さい。






