新機種DJI Neo!!スペックから機体登録まで徹底解説!HOVERAirとの違いは?!

機体情報最新情報・その他

2024年9月5日、DJIから最新機種DJI Neoが発売されました。

DJI AVATA2が小さくなったような姿を見て「これはほしい!」と思った人も多いのではないでしょうか?

発売前にもアレコレと噂が絶えなかった機種ですので、特徴などを紹介していきます。

この記事ではDJI Neoのスペックから、機体登録・包括申請の方法まで解説しています。

購入を検討されている人や、すでに購入した人は、必ず最後まで読んでくださいね!

この記事で解決される悩み

  • DJI Neoってどんな機体?
  • DJI Neoの特徴はなに?
  • DJI Neoを飛ばす時の注意点は?
  • HOVERAirとの違いは?
  • DJI Neoの申請関係の方法

スペック情報はだいたい理解できていて、DJI Neoを飛ばしたいけど申請方法が不安な人はここクリック

この記事を全て読むと、DJI Neoの包括申請に使える書類をプレゼントします!

OPENをタップすると目次が開きます。

DJI Neoとは

引用元:DJI

DJI Neoとは2024年9月5日にDJI社から発売された小型ドローンです。

現在のDJI製品の中でも最小サイズ・最軽量で、少し前に話題になったHOVERAirのように、送信機を使わずに空撮ができるのが特徴です。

ただし、残念ながら重量が100g以上あるので、完全にHOVERAirと同じ使い方ができるかといったらそうではありません。

DJI Neoを使う時には航空法に十分注意しましょう。

この後、注意点についても細かく紹介していきますが、まずは気になるDJI NEOの特徴から見ていきましょう!

DJI Neoの特徴

引用元:DJI

DJI Neoの基本スペック

Neoの基本的なスペックは以下のとおりです。

サイズ130×157×48.5 mm
重量135g
センサーサイズ1/2インチ
画像サイズ1200万画素
動画解像度4k/30fps
HD/60fps
内部ストレージ22GB
飛行速度21.6km/h(Nモード)
28.8km/h(Sモード)
57.6km/h(M モード)
耐風性能8m/s
最大飛行時間18分
映像伝送規格O4
最大伝送距離6km
障害物センサー下方のみ
DJINeoユーザーマニュアルより

手のひらサイズで4k動画が撮影できるのはすごいですね!

DJIgoggles3と送信機3を使うことによってマニュアルモードでの飛行も可能になります。

サイズ感としては、85サイズと呼ばれるFPVドローンの機体が125mm×125mmくらいなので、85サイズよりは少し大きいくらいです。

外部ストレージがないのが残念ですが、この表を見ると、室内用撮影機はこの機体に代わっていくのではないかと思えるスペックですね。

新しい自動飛行と音声操作

DJI Neoは送信機を使わずに手のひらから離着陸ができます。

機体上部のモードボタンで撮影モードを選択すると、Neoが自動的に、次に紹介するような印象的な映像を撮影してくれます。

また、音声操作が可能で、「HeyFly」の言葉でDJIFlyアプリを立ち上げると、音声による指示でもDJI NEOを操縦できます。

(ただし、音声操作は英語か中国語にしか対応してないのでご注意ください)

AIトラッキング

前からでも後ろからでも、自分を追いかけて撮影ができます。

引用元:DJI
引用元:DJI

動画のように、自転車に乗っている姿や、運動をしている姿を撮影する時に活躍しそうですね。

クイックショット

被写体を中心とした様々な撮影方法を、簡単に行うことができます。

引用元:DJI
引用元:DJI
引用元:DJI

大自然の中で使うと、雄大さを演出できそうです。

旅行の時のワンシーン撮影に使いたいですね!

対応している機材

DJI Neoは下記の送信機に対応しており、様々な飛行が楽しめます。

あなたの使い方に合わせて選べるのは、このドローンの注目すべきポイントですね!

スマートフォン

RCコントローラー

モーションコントローラー3

DJI goggles3とFPV送信機3

カメラ性能

1/2インチセンサーを搭載しており、4k30fpsの動画撮影が可能です。

手のひらサイズでありながら、十分なカメラ性能を有しています。

また、ロックステディ機能とホライゾンバランス機能により、手ブレのないスムーズな映像が撮影できます。

ホライゾンバランス機能では、最大45°まで傾いても水平で撮影しているように補正してくれます!

このサイズで、この性能はすごいですね!

プロペラガード装備

DJI Neoは全面保護のプロペラガードが装備できます。

より安全に飛行させられますので、屋内の撮影や体験会などでも活躍しそうです!

DJI Neoの価格

画像引用元:DJI
商品金額内容
機体単体33,000円機体×1
バッテリー×1
プロペラガード×1
FlyMoreコンボ57,200円機体×1
バッテリー×3
充電ハブ×1
プロペラガード×1
バッテリー6,600円バッテリー×1

6万円以下で、FPVの練習もできる本格的なドローンが手に入るのは破格ではないでしょうか!

気になった人は、こちらからご相談ください!

※株式会社TechDroneはDJI製品の販売代理店です

DJI Neoの注意点

DJI NEOは様々な飛行方法が実現できる素晴らしいドローンですが、注意しないといけない点がいくつかあります。

ここでは、DJI NEOの注意点について細かく紹介していきますので、必ず熟読してから購入を検討してください。

航空法が適用される

DJI Neoは重量が100g以上となるので、屋外で飛行させる場合は航空法が適用されます。

小型でどこでも飛ばせそうなイメージがありますが、そうではありませんので注意してください。

以下のような事が必要になるのでDJI NEOを使う場合には航空法を学んで、必要な手順を踏んでから飛ばしましょう。

  • 機体登録
  • リモートIDの装備(内蔵されています)
  • 飛行許可承認申請(飛行の方法と空域に応じて)
  • 飛行通報
  • 飛行日誌の作成
  • など

100g以上のドローンは機体登録が義務となっています。

機体登録に関して、詳しく知りたい人はこちらの記事も参考して下さい。

▶︎ドローンを安全に飛ばすために!機体登録の必要性と手続き方法を解説

注意点
1

障害物センサーが無い

DJI Neoには、下方センサーした搭載されていません。

手のひらから離陸させて、自動で様々な撮影が出来ますが、障害物センサーが無いので飛行ルートに障害物がある場合は、普通にぶつかります。

自動飛行で撮影をする場合も、予めどのくらいの範囲を飛行するのか、広い場所で確認しておく必要があります。

また、人が周りにいる場合も注意が必要です。

自動飛行で撮影を行う場合は、人のいない広い場所で行いましょう。

注意点
2

自動飛行モード時の注意点

屋外で自動飛行させる場合、ドローンだけで飛ばすことはできません。

特定飛行を行う場合、緊急時に操作介入できる必要があるので、ボタン一つで自動飛行させている状態の時は操作介入ができず、航空法違反となってしまいます。

自動飛行させる場合でも、スマートフォンや送信機と接続し、緊急時に操作介入ができる状態にしてから自動飛行撮影を行うようにしましょう。

注意点
3

データ保存

DJI Neoは外部ストレージが使えない(SDカードを使えない)ので、22GBの内部ストレージにしかデータを保存できません。

「せっかく撮影したのに、容量がいっぱいでデータが保存できなかった、、、」

なんてことにならないように、飛行させる前には、前のデータが残っていないか、容量は残っているかを確認してから飛行させましょう。

注意点
4

FPVドローンとして使う場合

DJI Neoは、送信機によって様々な飛行方法が楽しめます。

もちろんFPVドローンとして飛ばすこともできるのですが、FPVドローンとして使う場合は、追加で以下の装備が必要です。

  • DJIGoggles3
  • FPV送信機3

FlyMoreコンボにもこれらは付属していませんので、FPVドローンとしてDJI Neoを購入する場合は、これらも必要だということを覚えておきましょう。

注意点
5

これらの注意点を十分理解して、航空法違反などになってしまわないように注意しましょう。

DJI NeoとHoverAir比較

DJI Neoは少し前に話題になったHOVER Airと同じように、手のひらから離発着ができ、自動で撮影ができるという特徴があります。

ここでは、HOVER Airとの違いを比較し、それぞれの利点・欠点について紹介します。

 DJI NEOHOVER Air
セット価格57,200円79,920円
サイズ130×157×48.5 mm114 x 142 x 27 mm
重量135g99g
画素数1200万画素1200万画素
動画解像度4k/30fps
HD/60fps
2.7k/30fps
HD/60fps
内部ストレージ22GB32GB
飛行速度21.6km/h(Nモード)
28.8km/h(Sモード)
57.6km/h(M モード)
25.2km/h
耐風性能8m7.9m
最大飛行時間18分10分
機体登録必要不要

リモートID
内蔵不要

DJI Neoの利点

DJI Neoは送信機を変えることで様々な飛行が行えるので、今後も様々な分野で活躍することが期待されます。

価格も非常に安く、これからドローンをはじめるという人にもぴったりの製品です!

4k動画が取れるのも魅力ですね。

DJI Neoの欠点

一番の欠点は、航空法が適用されてしまうという点にあります。

前項で紹介したとおり、航空法が適用されてしまうので、自由に飛ばすことはできません。

せっかく簡単に自動飛行ができても、航空法上、飛行させられないのは残念です。

HOVER Airの利点

DJI Neoとは反対に、HOVER Airは99g以下ということで航空法が適用されず、どこでも気軽に飛ばして撮影することができるのは大きな利点です!

旅先などで簡単に飛ばして、思い出を記録できるのはいいですね!

HOVER Airの欠点

HOVER Airも送信機で操縦することはできますが、DJI製品にはかないません。

本格的なドローンを操縦したいという人にとっては物足りないでしょう。

2.7kまでしか撮影できないという点も少し残念です。

一長一短ありますが、あなたの使いたい用途に応じて購入を検討してみてください。

DJI Neoの可能性

様々な特徴のあるDJI Neoですが、これからどのような場所で活躍していくのでしょうか。

最後に、DJI Neoの可能性について紹介していきます。

点検業務

AVATA2と比べると、縦幅、横幅ともに55mmもサイズダウンしているので、AVATA2では難しかった屋根裏、床下点検、より狭い場所での活躍が期待されます。

工場内などの点検でも、軽量で全周保護のプロペラガードも装備できることから、より安全に行うことができるでしょう。

撮影

その小ささから、屋内撮影でも従来のFPVドローンに代わる可能性があります。

AVATA2でもその可能性については騒がれていましたが、AVATA2ではサイズが大きすぎました。

DJI Neoなら狭い屋内でのPV撮影でも、より安全に、より綺麗な映像が撮影できます。

体験会

様々な送信機に対応していることから、体験会などでも活躍する可能性があります。

通常の送信機の操縦方法を覚えなくても、モーションコントローラーで自由にドローンを飛ばすことができます。

自動機能で記念撮影も簡単ですね!

FPVドローンの入門機

DJI NeoはDJI Goggles3と送信機3に対応しており、FPVドローンの入門機として活躍しそうです。

マニュアルモードの練習もできますし、DJI Neoなら危なかった時にもボタン一つでホバリングさせられます!

AVATA2同様に5GHz帯を使っておらず、さらに小さい機体ということもあって、家の中でもFPVの練習が可能です。

レース

AVATA2でもレースが行われていましたが、Neoを使ったレースも増えるかもしれません。

小型なので屋内でも飛ばしやすいのが魅力ですね。

より狭いところを飛べるので、トリッキーなコースを作ってみんなで楽しめそうです!

追加情報

DJI Neoを購入してから行うことなどを追加情報としていくつか更新していきます。

はじめてドローンを購入する人にも役立つ情報ですので、ぜひチェックしてください!

追加する情報は下記を予定しています。

  • DJI Neoのペアリングとファームアップ(2024/9/11追加)
  • 機体登録とリモートID編 (2024/9/16追加)
  • 包括申請準備編(近日公開)
  • 飛行レビュー編(近日公開)

DJI Neoのペアリングとファームアップ (2024/9/11追加)

DJI Neoを購入したら、まずはDJI Neoを使えるようにするためにアクティベートとファームウェアの更新が必要です。

下記の手順で行いますので、参考にしてみてください。

スマートフォンにDJIFlyアプリを入れる

すでにアプリをインストールしている人は、DJI Neoに対応しているものへアップデートが必要です。

STEP
1

DJI Flyを立ち上げ、ペアリングをする

【接続ガイド】をタップ

引用元:DJI Fly

【DJI Neo】を選択

引用元:DJI Fly

【モバイル機器から接続】を選択

引用元:DJI Fly

機体の電源を入れ、電源ボタンを長押ししてペアリングモードにする

引用元:DJI Fly
STEP
2

アクティベートとファームウェアのアップデートをする

接続が完了するとアクティベートとファームウェアの更新の案内がでますので、指示に従って更新してください。

引用元:DJI Fly
STEP
3

DJI Goggles3及びFPV送信機3と接続する為には、はじめに機体のファームウェアをアップデートする必要があります。

また、DJI Goggles3もファームウェアの更新が必要ですので、DJI Assistant2でアップデートしておきましょう。

DJI Goggles3のファームウェアアップデート

DJI Neoを操縦する時に、DJI Goggles3を使いたい場合は、DJI Goggles3のファームウェアを更新する必要があります。

以下の手順を参考にしてみてください。

DJI Assistant2をパソコンにインストールする

DJI Assistant2は複数種類がありますので、必ず【一般向けドローン用】をインストールしてください。

対応製品が書いてあるので、確認しましょう。

STEP
1

パソコンとDJI Goggles3を接続する

DJI Assistant2を起動してDJI Goggles3をパソコンに接続します。

DJI Goggles3を認識すると、アイコンがでてきますので、選択してください。

STEP
2

最新のファームウェアにアップデートする

ファームウェアの選択画面になりますので、最新のファームウェアにアップデートしてください。

これで、Gogglesの機器選択画面でDJI Neoを選択できるよになります。

STEP
3

機体登録とリモートID編 (2024/9/16追加)

DJI NEOは100g以上の重さがあるので、機体登録が必要です。

航空法違反にならないようにする為に、まずは以下の4つを必ず行いましょう!

これらの意味が分からない人もご安心ください!

一つずつ紹介していきます。

DIPS2.0(ドローン情報基盤システム2.0)

DIPS2.0はドローンを飛ばす為には必須のシステムで、主に以下のことを行います。

  • 機体登録
  • 許可承認申請
  • 飛行通報
  • 事故の通報
  • 技能証明(国家資格)の申請
  • などなど…

携帯からでも使えますので、まずはDIPS2.0のアカウントを作成しましょう。

DIPS2.0のIDは変えられないので忘れないように注意!

機体登録をより詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

▶︎ドローンを安全に飛ばすために!機体登録の必要性と手続き方法を解説

登録記号とは

ドローン(100g以上)を飛ばす為には、DIPS2.0で機体登録をする必要があります。

機体登録をすると、車のナンバーに当たる登録記号が発行されます。

登録記号は、JUから始まる12桁のアルファベット+数字になっていて、機体への貼付けが義務付けられています。

貼付け方法はなんでも大丈夫ですが、見やすいように貼り付けないといけませんので、注意してください。

できるだけ剥がれにくいものを選びましょう。

機体記号についても詳しく記事を用意しています。どこに貼っていいかわからない人はこちらもチェック。

▶︎ドローン 機体番号って何? 表示しないと違法になるってホント?

登録記号の表示が無いと罰則もあります

リモートIDとは

100g以上のドローンにはリモートIDという装置を搭載しなくてはいけません。

ただし、最近のドローンにはリモートIDが内蔵されているものがほとんどなのでご安心ください!

DJI Neoはもちろん内蔵されています♪

機体登録が終わった後に、内蔵されたリモートIDを紐づけしないと意味がありませんので、忘れないようにしましょう。

リモードIDの紐づけ方法はこの後、紹介します。

機体登録の方法

機体登録はDIPS2.0で行います。

下記の手順を参考に行ってみてください。

DIPS2.0にログインして、【無人航空機の登録申請】を選択

無人航空機の登録申請へ進んだら【新規登録】を選択してください。

STEP
1
本人確認方法を選択

次に本人確認方法を選択します。

本人確認の方法は以下の4つです

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 上記以外の本人確認書類

マイナンバーカードの場合、登録記号は即日発行され、登録手数料も900円です。

それ以外の場合は、1週間程度必要で、登録手数料は1,450円かかります。

マイナンバーをお持ちの方はマイナンバーを使うのがオススメです。

マイナンバーの2つの暗証番号覚えていますか?!

覚えていない人が多いので、事前に確認しておきましょう!

STEP
2
所有者情報を入力

氏名、住所などの必要項目を入力します。

STEP
3
機体情報を入力

製造者名などをプルダウンから選択し、その他項目を選択します。

  • 製造者名:DJI
  • 型式名:DJI NEO
  • 製造番号:機体の裏側か、機体が入っていた箱に記載されています。
  • リモートIDの有無:あり(内蔵型)
  • 改造の有無:改造無し

製造番号は、だいたい【1581F○○○○○○○○○○○○○】こんな感じの長いアルファベットと数字です。

間違えると大変ですので、しっかり確認しましょう!

STEP
4
使用者情報の入力

所有者と使用者が同一でない場合は、入力が必要です。

「所有者、使用者、操縦者」は別物なので、ご注意ください。

操縦者は別途登録が必要です。

STEP
5
申請

最後に入力内容を確認して申請ボタンを押します。

STEP
6
手数料の支払い

申請ボタンを押すと数分後に手数料の支払いのメールが届きます。

【無人航空機の登録申請】のメニューから【申請状況確認/取下げ/支払い】を選択して、支払いボタンをクリックしてください。

STEP
7
登録記号の発行

支払いが終わると登録記号が発行されます。

登録記号が発行されたらメールが届くので、DIPS2.0で確認しましょう!

【上記の申請状況の確認】から、【詳細】をクリックすると下記のようにJUから始まる番号が表示されます。

STEP
8
登録記号の貼付け

登録記号が発行されたら、機体への表示(貼付け)を忘れないようにしましょう。

登録記号を表示しない場合、罰則が定められています。(50万円以下の罰金)

STEP
9

リモートIDの紐づけ

最後に、リモートIDの紐づけを行います。

リモートIDの紐づけは、DJI Neoのメニュー画面から行います。

DJI Neoの電源をいれてメニューをひらく

DJI Neoを起動させて、画面右上にある【・・・】をタップするとメニューが開きます。

STEP
1
リモートIDの項目を選択

【安全】の項目の一番下に、【無人航空機システムリモートID】があるので、そこをタップ

STEP
2
インポートする

【インポート】ボタンを押すと、DIPS2.0へのログイン画面が開きます。

DIPS2.0のIDとパスワードを入力すると、あとは自動で紐づけが完了します。

STEP
3

無事、機体登録とリモートIDの紐づけはできましたでしょうか。

来週は、いよいよ包括申請準備編に入りますが、その前に!

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包括申請準備と包括申請に必要な書類一式をプレゼント

欲しい人は、下記のボタンからテックドローン藤本ひろきさんの公式LINEに登録して、

【NEO】

と送信してください!

包括申請準備編(2024/9/23追加)

あなたは包括申請は自分でできますか?

自分でやることで、航空法についての理解が深まり、違反防止にも役立ちます。

準備不足で包括申請を行うと、許可申請書の作成中にエラーになってしまい、意味が分からず断念してしまう人が多くいます。

ここでは、包括申請の準備について紹介しますので、ぜひご自身でチャレンジしてみてください!

慣れてしまえばカンタンです♪

包括申請とは

包括申請とは、航空法で禁止されている飛行(特定飛行)の一部について、以下の内容で許可を得る申請です。

  • 場所を特定しない
  • 年間で取得

場所や時期を特定して許可を得る申請を【個別申請】と言いますので、合わせて覚えておきましょう。

DJI NEOで包括申請できる特定飛行は、以下の3つです。

  • 人口集中地区(DID地区)の上空
  • 人や物から30m未満の飛行
  • 目視外飛行

※夜間飛行を行う場合は別途、灯火の装備が必要です

反対に言えば、これらの飛行は航空局から許可を得ないと行えませんので十分注意しましょう。

機体登録の続き

前回、この記事を見て機体登録をしてくれたあなた!

許可承認を得るための登録はまだ終わっていません。

特定飛行の許可を得る為には、様々な要件を満たす必要があり、それについて登録しないといけません。

代表的な要件は以下のようなものです。

  • 10時間以上の飛行実績があること
  • 航空法に関する知識を有すること
  • 安全飛行に関する知識を有すること
  • 飛行前に安全確認や機体の点検でできること
  • 機体がに鋭利なと突起物がないこと
  • 特別な操作技術が無くても安定した離着陸ができること
  • などなど

難しいですね。

機体登録の続きを紹介しますので、参考にしてみてください。

飛行許可・承認申請へ進む

DIPS2.0にログインして、【飛行許可・承認申請】へ進みます。

STEP
1

無人航空機情報の登録をする

次に、飛行許可・承認メニュー内の、【無人航空機情報の登録・変更】で追加の機体登録を行います。

STEP
2

登録した機体を選択

機体登録したDJI NEOの横の【編集】ボタンを押下して、機体登録を進めます。

STEP
3

1ぺージ目

以下のような項目があるので、答えていきます。

STEP
4

2ページ目

同じく、質問に答えていきます。

STEP
5

3ページ目

ここでは、写真の添付やドローンの性能について入力していきます。

項目と内容は以下の通りです。

  • 前から撮影した写真の添付
  • 横から撮影した写真の添付
  • 上から撮影した写真の添付
  • 送信機の種類の入力(複数可) 例:DJIFPV送信機3、DJIRC-N3、スマートフォン、DJIRCMOTION3
  • 製造者名(複数可) 例:DJI、アップル
  • 送信機の写真(1枚の写真の中に複数可)
  • 最高速度:57.6km
  • 最高到達高度:2,000m
  • 電波到達距離:6,000m
  • 飛行可能風速:8m/s以下
  • 最大搭載可能重量:0kg
  • 最大使用可能時間:18分
  • 取扱説明書の添付
  • 飛行させる方法(モードの選択)

この記事の読者限定で、写真やマニュアル(取扱説明書)をプレゼントしていますので、ほしい人は、以下のLINEの友達登録をして「NEO」と入力してください。

STEP
6

登録する

登録ボタンを押下して、登録が完了します。

がまだ終わりません!

STEP
7

操縦者登録

特定飛行に必要な要件は機体だけではありません。

操縦者にもあります。

次は、操縦者情報を登録し、機体と紐づける必要があります。

操縦者情報の登録

飛行許可・承認メニュー内の、【操縦者情報の登録・変更】で操縦者の登録を行います。

※国家資格を取得した人は自動で登録されています。

STEP
1

新規作成

技能証明(国家資格)の無い人は、右下にある【新規作成】から登録をします。

STEP
2

操縦者情報の入力

氏名や住所などの基本情報を入力します。

STEP
3

HP掲載団体の技能認証情報の入力

HP掲載団体の民間資格を取得している人はこちらに入力することで、10時間以上の飛行証明ができます。

該当する民間資格が無い人は未入力で進められます。

STEP
4

操縦者の基準の適合性について

以下の操縦者の基準の適合性について答えていきます。

これらは無い人は、包括申請はできませんので、スクールなどでしっかり学びましょう!

STEP
5

飛行実績について入力

以下の種類と実績について入力します。

種類実績
飛行機総飛行時間
回転翼航空機夜間飛行時間
滑空機目視外飛行時間
飛行船物件投下回数

ドローンは「回転翼航空機」ですので、回転翼航空機の欄に、該当する飛行実績を入力していきます。

許可を得るために必要な飛行実績がありますので、それらを満たしていれば、許可申請が可能になります。

STEP
6

機体との紐づけ

上記で操縦者の登録が完了しますので、最後に機体と操縦者を紐づけます

【操縦者情報の登録・変更】の画面に登録した操縦者が表示されますので、操縦者の右側にある【機体選択】のボタンを押下します。

STEP
7

機体を追加

プルダウンに、登録した機体が表示されますので、機体を選択して【機体追加】ボタンを押下して完了です。

STEP
8

お疲れ様でした!

これで、包括申請前の準備が完了です。

これで、許可承認申請をするための準備は整いましたので、お住まいの地域に応じた航空局へ許可申請をしてください。

読者限定のプレゼントの中には、包括申請時に必要な写真も入っています

まだもらっていない人は、下のボタンから友達登録をして【NEO】と入力してもらってください。

SNSで様々な飛行レビューがされているDJI NEOですが、実際はどうなんでしょうか。

  • 屋内での飛行性能
  • 屋外での飛行性能
  • ATTIモード??!

いくつか検証してみましたので、参考にしてみてください。

屋内での飛行性能

まずは屋内での飛行性能についてです。

筆者が保有している85サイズの屋内用撮影機と比較しました。

 DJI NEO85サイズ機
飛行時間18分3分
操作性・安定している
・反応が悪い
・自由度が高い
・機敏に反応する
画質4K30fps/1080p60fpsGoProの性能による
プロペラ音しずかうるさい
その他下部ビジョンセンサーあり
衝撃センサーあり
センサー類無し

飛行時間

飛行時間は圧倒的にDJI NEOが優秀です。

カタログ値は18分となっていますが、実際の飛行は12~13分くらいになります。

それでも、このサイズで10分以上飛ばせれば十分楽しめますし、撮影だって余裕をもってできます。

操作感

自作機に比べるとDJI NEOは安定性が高く、初心者でも安心して飛ばせます。

ホバリングしてくれるのがいいですね!

ただし、自作機と比べるとスティックの反応が悪いので、自作機を飛ばしている人には少し違和感を覚える人もいるかもしれません。

スティックの操作感は設定が変えられるので、自分に合った設定を見つけてみましょう。

設定変更の方法については、後ほどご紹介します!

プロペラ音

これは特にビックリしました。

想像以上に、うるさくない!

うるさくないという表現ですが、自作機に比べると圧倒的に静かです。

NEOくらいのサイズの自作機を屋内で飛ばすと、怖さを感じるくらいのプロペラ音がしますが、DJI NEOは安心して見ていられるくらい静かです。

その他

これは最大の欠点だと思いますが、屋内で飛ばすにはセンサーが非常に邪魔です。

低く飛ばすとすぐに着陸しそうになるし、障害物を避けようとする動きをしてしまうことがあります。

※センサーをふさぐと予期できない動きをするので気を付けましょう

また、衝撃センサーがついていて、動画のようにぶつかるとすぐにプロペラが停止して落下します。

高いところでもぶつかれば容赦なく停止するので、狭いところを飛ばす時には十分注意しましょう。

屋外の飛行性能

屋外の飛行性能については、マニュアルモードでどれくらい飛ばせるのかを確認してきました。

結果は以下のとおりです。

マニュアルモードでアクロ飛行(縦回転、横回転など)は問題なくできました。

スピード感もまぁまぁですので、簡単なレイアウトのコースでレースをするなら楽しめるのではないでしょうか。

ただ、パワーが足りない。

というか機体が重い。

全力で飛んでいると、旋回半径が大きくなってしまうし、落下するような飛行をしても耐えられずに墜落しそうで怖かったです。

技量にもよると思いますが、慣れが必要です。

最後に、残念だったのがAVATA2同様にガックンは出ました。

急旋回するとダメです。

動画のようにガクっと落ちるので気を付けましょう。

ATTIモード?!

SNSでビジョンセンサーをふさげばATTIモードになるという投稿があったので確かめてみました。

結果、、、できません。

というか危ないのでやめましょう。

各センサーをふさいだ時の挙動とそうなった予想を紹介しておくので参考にしてみてください。

センサー全部をふさいだ場合

センサー全部をふさいで離陸したら、勝手にドンドン上昇していきました。

緊急停止で落下させましたが、あのままだったらどうなっていたのか。

恐らく、操作的には離陸したのにセンサー的には地面から離れていかないから、上昇し続けたんじゃないかなという、予想です。

1回しかやっていないので本当の原因は分かりませんが、こういう挙動をすることもあるということで、危ないのでやめましょう。

ビジョンセンサーだけをふさいだ場合

真ん中のビジョンセンサーだけをふさいだ状態だと、ATTIになるという「噂」でしたが、これもダメでした。

ATTIというよりは、「操作不能」な感じで、ナゾの動きをします。

フラフラとふらついているのでATTIっぽく見えますが、まともに操作できません

一定以下の高度に下がらなかったり、スティックの反応が鈍くなったりと、いろんな症状がでました。

これも危ないのでやめましょう。

スティック感度の設定変更

最後に、スティック感度の設定方法を紹介しておきます。

自分に合った感度設定を見つけてみてください。

ノーマルモード・スポーツモードの時の感度設定

ノーマルモード・スポーツモードの時の感度設定は、DJI RC-N3もしくは、DJI RC2を使って接続した時に設定ができます。

設定画面を開く

DJI RC-N3かDJI RC2を使ってDJI NEOに接続し、設定画面を開きます。

STEP
1

ゲイン&EXPO調整

【制御】の中にある【ゲイン&EXPO制御】を開きます。

Screenshot
STEP
2

EXPO設定を変える

Screenshot

EXPOのバーを左右に動かすと、グラフの線が動きます。

なので、X軸に線が近い時ほど、スティックの感度が鈍くなり、スティックを倒してもジワーっとドローンが動きます。

反対にY軸に線が近くなると、少しスティックを倒しただけでもドローンが機敏に動きます。

撮影をしたい場合は、スティック感度を下げると、カクカクした動きを抑えられますので、いろいろと試してみてください。

STEP
3

その他の設定

その他にも、カメラのチルトの動きのスピードや、最大飛行速度の設定なども変更できますので、いろいろと実験してみるものオススメです。

STEP
4

マニュアルモードの設定

マニュアルモード時の設定をするには、DJI Goggles3とFPV送信機3に接続した時に設定ができます。

メニュー画面を開く

メニュー画面を開いて【設定】→【制御】へ進みます。

Screenshot
STEP
1

送信機の設定を開く

次に送信機の設定を選択します。

Screenshot
STEP
2

操作感度設定をする

操作感度設定でロール、ピッチ、ヨーの感度設定を行えます。

Screenshot

各設定の意味合いは以下の通りです。

中央感度スティックが中央に近い時の感度を設定します。
数値が高いほど、スティックの感度が良くなり、クイックな動きになります。
反対に低くすると、ゆったりとした反応になるので、シネマティックな撮影をしたいときは数値を下げると良いです。
最大レートスティックを最大値まで倒した時の出力を設定します。
数値が高いとパワフルな動きになります。
Expoノーマルモード・スポーツモードの設定の時に出てきたExpo設定と同様です。
数値が低いほどスティック感度がゆったりとなります。
STEP
3

プロポを変えないと、飛行モードごとの設定ができないのが面倒ですが、自分に合った設定ができるとより飛ばしやすくなります。

ぜひチャレンジしてみてください!

まとめ

DJI Neoの登場で、今まで以上にドローンが身近になりそうですね。

航空法に注意する必要がありますが、屋内イベントや体験会などでは、DJIMiniに代わって活躍することでしょう。

点検業務分野でも活用が広がる可能性があるので、今後のDJI Neoには注目です。

今後もドローン国家資格に関する情報や、ドローンに関する有益情報を発信していくので、ブックマークしておいていただければ幸いです。

DJI Neo以外の機体情報も発信しているので、ぜひ記事を読んでみて下さい。

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