DJIドローンのプロポを徹底比較!ぴったりのコントローラーを見つけよう!

機体情報

DJIのドローンは種類が豊富で、それぞれに最適なプロポ(送信機)が用意されています。

プロポに関して下記のような悩みを抱えていませんか?

  • どのプロポを選べばいいのかわからない
  • 機種によって違いがあるのか?
  • プロポってどれも一緒じゃないの?

DJIのプロポの機種の違いをよくわからないで選んでいる人も多いでしょう。

この記事では、DJIドローンのプロポについて、プロポごとの違いをわかりやすく解説していきます。

プロポ選びのポイントや注意点も紹介しますので、あなたの飛行目的にあったプロポが必ず見つかるはずです。

ぜひ最後まで読んで、自分にぴったりのプロポを見つけてください!

この記事で解決する悩み

  • プロポの対応機種
  • プロポの機能・性能
  • プロポ選びの注意点

OPENをタップすると目次が開きます。

DJIプロポを徹底比較

プロポは多くの種類がありますが、どれでも使えるという訳ではありません。

機種によって使用しているアプリが違ったり、映像伝送の規格が違ったりして、使用が限定されます。

最新のプロポはAir3やmini4Proに使用されているO4(オ-フォー)という映像伝送規格で、より遅延が少なくなっています。

ここでは、コンシューマー機(一般向けのドローン)の代表的なプロポを一つずつ紹介していきます。

プロポの種類ではなく、先に選ぶ時に注意点を知りたい人は、ここクリックして下さい。

DJI RC-N1とN2

スマホやタブレットを装着してモニターにするタイプのプロポです。

DJI機の基本プロポなので、スマホにDJIアプリをインストールして使用します。

基本的にはどの機種でも使えます。

価格はどれくらい?

  • DJIRC-N1 :約25,000円
  • DJIRC-N2 : 約30,000円

対応機種は?

  • DJIRC-N1 : O3以下の伝送規格を使った機種
  • DJIRC-N2 : O4の伝送規格を使った機種

どんな特徴があるの?

どちらもアンテナの数は2本で、スマホなどのモニターを装着して使います。

2024年8月時点で、O4を使った機種はAir3とmini4Proのみですので、それ以外の機種は、機種に対応したアプリをインストールすることでどの機種でも使えます。

DJI RC-N1、N2がおすすめの人と注意点は?

とりあえずドローンをはじめたいという人は、ドローンを購入すると付属しているこちらのプロポを使用すると、費用を抑えられます。

ただしスマホを使うので、飛ばしている最中に電話が鳴ると飛行に支障がでたり、スマホが熱を持ちすぎてシャットダウンしたり、ドローンとの接続が切れてしまうリスクがあります。

飛行中は電話など着信が入らないよう十分注意しましょう。

また、電波遮断事のフェールセーフの設定は、必須の確認事項です。

DJI RCとRC2

モニター付きのプロポなので、スマホなどが無くても映像を確認できます。

モニター付きのプロポの中では安価なものとなっています。

価格はどれくらい?

  • DJI RC :38,720円
  • DJI RC2 : 46,200円    

 ※DJIホームページより

対応機種は?

DJI RC

  • DJI Mavic 3 Pro
  • DJI Mavic 3 Pro Cine 
  • DJI Mavic 3 Classic 
  • DJI Mavic 3 
  • DJI Mavic 3 Cine 
  • DJI Mini 3 Pro 
  • DJI Mini 3 
  • DJI Air 2S

DJI RC2

  • DJI Air 3
  • DJI Mini4 Pro

どんな特徴があるの?

  • 対応アプリ:DJI Fly
  • モニターサイズ:5.5インチ
  • モニター輝度:700ニト
  • 駆動時間:4時間

その他、RCとRC2で以下の違いがあります。

 DJI RCDJI RC2
アンテナの数2本4本
伝送規格O3+
以下
O4
映像出力不可

DJI RC2はDJI RCの進化版となっていますが、O4の伝送規格を使用しているので、対応機種が限定されます。

DJI RCとRC2がおすすめの人と注意点は?

どちらも画面付きのプロポとしては安価なモデルです。

スマホをモニターにしたくない人にオススメのプロポ。

DJI RC2はアンテナが外付けと内蔵の合計4本搭載されてます。

伝送規格もO4になっているので、電波も長距離まで届きます

また、DJI RC2はタイプCで映像出力も可能です。

海での飛行では、実数値として以下のように差がでましたので参考にしてみてください。

プロポモデル電波到達距離
DJI RC2km程度
DJI RC26km程度

DJI スマートコントローラー

DJI RC Proに似た形状のプロポで、産業機用もあり、幅広い場面で使われているプロポです。

コンシューマー向きでは、対応している機体が古くなってきているので、あまり見かけなくなっています。

価格はどれくらい?

生産終了(中古で50,000円前後)

対応機種は?

  • Mavic Air 2
  • DJI Mini 2
  • DJI Air 2S
  • Phantom 4 Pro V2.0
  • Mavic 2 Zoom
  • Mavic 2 Pro

どんな特徴があるの?

  • 対応アプリ:DJI GO4 、DJI Pilot 、 DJI Fly
  • モニターサイズ:5.5インチ
  • モニター輝度:1,000ニト
  • 駆動時間:2.5時間
  • 伝送規格:O2
  • 映像出力:可

DJI スマートコントローラーがおすすめの人と注意点は?

Phantom 4 Pro やMavic 2を使って、DJI Pilotアプリの機能の一つであるマッピングによる自動飛行を行いたい場合は、このプロポがオススメです。

測量やオルソ画像作成にはとても便利な飛行機能です。

対応機種が古いので注意しましょう。

DJI RC Pro

スマートコントローラーがより高性能になって登場したプロポです。

Mavic3シリーズに対応していることで、多く使用されています。

国家資格の修了審査でも、現在主流のプロポです!

価格はどれくらい?

158,400円(DJIホームページより)

対応機種は?

  • DJI Mavic 3
  • DJI Mavic 3 Cine
  • DJI Mavic 3 Cine
  • DJI Mavic 3 Pro
  • Mavic 3 Classic
  • DJI Air 2S
  • DJI Mini 3 Pro

どんな特徴があるの?

  • 対応アプリ: DJI Fly、その他サードパーティ製アプリ
  • モニターサイズ:5.5インチ
  • モニター輝度:1,000ニト
  • 駆動時間:3時間
  • 伝送規格:O3+
  • 映像出力:可

DJI RC Proがおすすめの人と注意点は?

サードパーティ製のアプリをインストールして直接インスタに動画をアップしたり、ライブ配信したりすることができるプロポです。

AVATA2のゴーグルの映像を外部モニターへ出力できます

ゴーグル操作が苦手な人でも、モニターを見て操縦することが可能になります。

2024年8月時点では、高額ですがその分使い勝手の良いプロポとなっています。

もちろんプロポの映像を外部モニターへ出力できるので、点検業務などでは、お客様に映像を見てもらいながら点検ができます

モーションコントローラー

モーションコントローラーはスティックの形状をしていて、コントローラーを傾けたりすることで直感的に操作できる送信機です。

主に、FPV系の機種に付属していますが、その他の機種にも対応しています。

ただし、対応するゴーグルと一緒に使うことが前提で、単体では使えませんのでご注意ください。

価格はどれくらい?

  • DJI モーションコントローラー : 17,600円
  • DJI RC Motion 2 : 24,750円
  • DJI RC Motion 3 : 13,200円  

※DJIホームページより

対応機種は?

プロポモデル対応ゴーグル対応機種
DJI モーションコントローラーDJI FPVゴーグル V2DJI FPV
DJI RC Motion 2・DJI Goggles 2 
・DJI FPVゴーグル V2
・DJI Avata 2
・DJI Mavic 3 Classic 
・DJI Mavic 3 
・DJI Mavic 3 Cine 
・DJI Mavic 3 Pro 
・DJI Mavic 3 Pro Cine
 ・DJI Air 3 
・DJI Mini 3 Pro
DJI RC Motion 3DJI Goggles 3・DJI Avata 2 
・DJI Mini 4 Pro 
・DJI Air 3

どんな特徴があるの?

モーションコントローラーは、トリガーを引いてプロペラの出力を調整します。

コントローラーを傾けて、前進、旋回、上昇、下降といった飛行操作を行うという特徴があります。

ただし、モーションコントローラーは対応するゴーグルと併用しないと使用できません。

モーションコントローラーがおすすめの人と注意点は?

ドローンを直感的な操作をしてみたい人にオススメです。

多少、慣れは必要なものの、誰でも簡単にドローンを飛ばせるようになります。

DJI RC Motion 3では、簡単アクロ機能というものがあり、宙返りしたり、横向きに回転したりアクロバティックな飛行も、誰でも簡単にできます!

ゴーグルとの併用が前提の為、必然と【目視外飛行】に該当するので、使用時には航空法に注意しましょう。

DJI FPV 送信機2と送信機3

価格はどれくらい?

  • FPV送信機2 / 17,600円
  • FPV送信機3 / 17,600円

対応機種は?

プロポモデル対応ゴーグル対応機種
FPV送信機2・DJI Goggles 2 
・DJI FPV Goggles V2
・DJI Avata 2 
・DJI FPV ドローン
FPV送信機3DJI Goggles 3DJI Avata 2

どんな特徴があるの?

どちらも、マニュアルモードの飛行に対応する為に、スティックのバネの調整ができます。

DJI FPV 送信機2と送信機3がおすすめの人と注意点は?

DJI FPV及びAVATA2をマニュアルモードで飛行させたい場合は、必須の送信機です。

また、シミュレーターにも使用できるので、これからFPVドローンをはじめたいという人にもオススメです。

マニュアルモードでの飛行は、シミュレーターでの練習が必須です。

まずは送信機を購入して、練習するとろこから初めてみてください!

モーションコントローラー同様に、ゴーグルとの併用が必要ですので、必然と【目視外飛行】になります。使用時には航空法に注意しましょう。

AVATA2について気になる人もいると思います。

FPVドローンの導入機としては、非常に良い期待です。

ぜひこちらの記事もチェックしてみて下さい。

▶︎【最新情報】AVATA2とは?仕様や特徴を徹底解説!業務での活用の可能性を探る!

DJIのプロポを選ぶときの注意点

ここまで、様々なプロポの特徴を紹介してきました。

実際に選ぶ時にはどうしたらいいのでしょうか?

いくつかのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

互換性の確認は必須

まず、第一に互換性の確認は必須事項です。

紹介してきたように、対応している機種がありますので、そのプロポでドローンが動かせるのかはしっかり確認しましょう。

基本的にはドローンとセットになっているものを購入する

基本的には、ドローンとセットで販売されているものを購入すれば間違いはありません。

Mavic系、Air系、Mini系には、RC-N1が付属されており、FPV系にはモーショントントローラーが付属されています。

しかし、中古品の購入などでは、単体で販売されているものも多いので注意しましょう。

自分にあったプロポ選ぶ

付属されているプロポ以上のスペックを必要とする場合は、別のプロポの購入を検討しましょう。

携帯をモニターにしたくないのであれば、モニター付きのプロポが必要です。

プロポの映像を外部モニターに出力したいのであれば、スマートコントローラかRCPro、もしくはRC2に限られます。

FPV系のドローンをマニュアル操作したいのであればFPV送信機が必要です。

このように、あなたがどのようにドローンを使いたいかによって、プロポを選びましょう。

実際にプロポを触るにはどうすればいいのか?

購入する前に操作性などを確認したいという人も多いのではないでしょうか。

残念ながら、購入前の試運転というのはあまり聞いたことがありません。

事前に操作性などを確認するには、持っている人に触らしてもらうことになりますので、いくつか紹介しておきます。

ドローンをレンタルしてみる

代表的なレンタル会社として、「ドロサツ」があります。

ここでは、様々なドローンを安価でレンタルできるので、操作性などを確認したい場合は、レンタルして飛ばしてみると、良いでしょう。

FPV系のドローンのマニュアル操作は、シミュレーターでの練習を行わないと100%墜落します。
注意してください。

▶︎ ドローンレンタルは初心者必見のサービス!あなたに最適な1台が見つかる完全ガイド

ドローンのセミナーに参加

主に産業機のセミナーは各地で開催されています。

中には、実際に操縦体験ができるものもありますので、そういったセミナーに参加してドローンに触れるのも一つです。

産業機は特殊な機能が搭載されていますので、ドローンで何ができるかを学ぶ為にも、良い機会になると思います。

DJIの販売代理店でもあるSEKIDOは、ドローンのセミナーを多く実施しているので、ぜひチェックしてみて下さい。

▶︎【SEKIDO】講演会・WEBセミナー情報

ドローン仲間を作る

ドローン仲間を作って触らしてもらうのが一番お手軽です!

プロポの操作やドローンの特徴なども聞けますし、人と一緒に飛ばすのが一番勉強になります。

ドローン系Youtubreの藤本ひろきさんの運営するドロビジは、全国規模のコミュニティですので、ドローン仲間もすぐに見つかります!

定期的にオフ会で撮影会も開催しているので、そういった時に自分の持っていないドローンに触れられるのも魅力です。

ドローン業界の様々な分野のスペシャリストや行政書士の先生もアドバイザーとして在籍していますので、ドローン事業に困ったら、ぜひ入会してみてください。

まとめ

プロポについての理解は深まりましたでしょうか。

これ以外にも、産業系のドローンには専用のプロポやアプリがあり、ユーザーの行いたい飛行を実現する為に様々な種類があります。

ドローンを購入する際は、機体だけではなくプロポにも目を向けて、どんな特徴があるのかを調べてみるとより良いものが見つかるでしょう。

今後もドローン国家資格に関する情報や、ドローンに関する有益情報を発信していくので、ブックマークしておいていただければ幸いです。

to-top