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情報発信ブログBy 株式会社Tech Drone

ドローン事故のリスクと保険の重要性!安心して飛ばすドローン保険ガイド

基礎知識
  • ドローンの保険加入は義務なの?
  • ドローンに保険は入るべき?
  • ドローン保険を入っていないけど大丈夫?

ドローンの購入を検討しているあなたや、ドローンを購入してから1年くらいが経過したあなたも、上記のような疑問を感じていませんか?

結論をお伝えすると「ドローン保険は義務ではないですが、必須で加入していた方が良い」です。

この記事では、ドローンに関する保険の疑問に、私の保険を探してきた経験をもとにお答えします。

私自身もこれまでに複数のドローンを利用し、保険料とリスク管理のバランスを常に求めてきました。

この記事ではドローンの安全で安心な飛行を実現するために、保険の重要性と適切な保険を選ぶための情報を紹介します。

この記事を読めば、ドローンが及ぼすリスクとそのリスクに合った保険を選べるようになります。

ドローンを仕事で飛ばす人も楽しみとして、飛ばす人も、

もしもの時の補償について考えてみましょう!

ドローン保険はなぜ必要?飛行はリスクが付きもの

ドローンの飛行は、天候・機体の整備状況・電波状況・操縦者の技術などの予測不可能なリスクを伴います。

万が一の事故が発生した場合、

  • ケガをさせてしまった人の治療費
  • 損壊させてしまった修繕費

上記のように高額な請求が、発生する可能性があります。

ドローンの保険は、治療費や修繕費などの費用をカバーし、操縦者の金銭的負担の軽減に必要です。

ここでは、次の3つの事実を元にドローン保険の必要性を紹介します。

すでにドローンの保険の必要性を理解されている人は、下記をクリックしてください

▶︎記事内のおすすめ保険を紹介している箇所へ進む

ドローンは事故を起こす可能性が0ではない

ドローンは、機械的な故障や操作ミスなど、さまざまな理由で事故を起こす可能性があります。

次は、国土交通省に報告があった事故の原因です。

  • 機体の故障
  • バッテリー異常
  • 電波障害
  • 操作ミス
  • 突風などの気象の影響

あなたも、自転車や自動車など、乗り物の運転を日常的にしているでしょう。

運転しているときに事故にはならずとも、外的要因でヒヤリ・ハッとしたことは無いでしょうか?

ドローンにも同じように注意していても、ヒヤリするケースがあります。

事故で他者の物を壊す可能性があるから

ドローンは、上空を飛行する機器であり、ひとたびトラブルが起こると制御が難しくなります。

制御ができないドローンは、自然落下や意図しない場所へ飛んでいき、衝突が避けられない事が想定されます。

ドローンの飛行は、基本的に目視で機体を確認します。

機体が遠くにあると、物体との距離感がつかみ辛いのも衝突・破損の一因です。

事故により第三者に被害を与えてしまう場合がある

ドローンが人の頭上で飛行している場合、ドローンが落下したり、制御を失ったりすると、程度にかかわらずケガやを負わせる可能性があります。

ドローンは、飛行高度と速度に応じて、思いがけない場所への落下も考えられます。

例えば、ドローンのモーターが停止しても、真下に落ちるわけでなく、ドローンの飛行高度と速度で、水平到達距離が変化します。

ドローンの落下や衝突による人身事故は、医療費や訴訟費用など大きな負担となるでしょう。

ドローンを飛ばすには、事故防止の対策と事故が起こった時の備えも大切ですね

ドローン保険の種類は2種類ある

ドローン保険は、たくさんの企業が提供しています。

名称やサービス内容も、さまざまな種類があり、迷う人も多いでしょう。

しかし、ドローン保険は大別すると次の2点です。

  • 賠償責任保険
  • 機体保険

それぞれの内容について紹介します。

万が一の賠償責任保険

賠償責任保険は、第三者に対する損害賠償をカバーする保険です。

これは自動車保険の対人・対物賠償保険に相当し、万が一の際に大きな負担を避けるには、検討が必要な保険でしょう。

事故の相手が、人・物どちらであっても、この保険があれば安心です。

  • 対人
  • 対物
  • 人格権侵害

「人格侵害」は、プライバシーの侵害について、法律上の損害賠償責任を負った場合が、補償の対象です。

大切な機体を守る機体保険

機体保険は、ドローン本体の損傷や盗難を補償する保険です。

自動車保険の車両保険に似ており、あなたの資産を守るための大切な保険となります。

主な補償の対象は、次のケースです。

  • 操縦ミスによる破損
  • 火災・落雷
  • 水濡れ・水没
  • 盗難
  • 機体・カメラ等が落下した際の回収/捜索

特にビジネスで利用されている人は、ドローンが無いと業務ができません。

機体保険は、高額となる機体の修理や、新たな機体の購入の負担軽減の手助けとなるでしょう。

どちらの補償も大切ですね。

ドローンによる事故のケーススタディ

航空法では、事故・重大インシデントに該当する事態が発生した場合、国土交通大臣へ報告の義務があります。

その報告をまとめたものが、無人航空機に係る事故等報告一覧です。

ここでは、無人航空機に係る事故等報告一覧から事故の例を紹介します。

▶【国土交通省資料】 無人航空機に係る事故等報告一覧

第三者をドローンによって負傷させた事故

令和5年1月 東京 大田区

飛行訓練中、付近を走行していた自転車に乗った人に接触し、負傷させた。

事業者の敷地内で、道路に面している場所での飛行でした。

監視の人員の配置や、コーン・柵を設置するなど、敷地内への第三者の侵入を考慮した対策が必要です。

突然、制御不能になり、墜落しドローンが水没した事故

令和5年2月 広島県 廿日市市

空撮のため無人航空機を離陸させたところ、上昇途中、突如バッテリーの残量表示が0%となり、直後に機体が制御不能となった。

その後間もなく落下し水没した。

バッテリーの管理は、非常にシビアです。

飛行時にチェックするのは勿論ですが、保管状態や飛行時の気温などにも配慮が必要です。

以下の記事では、ドローンのバッテリーの保管方法について詳しく紹介しています。バッテリーの保管について気になる人は、是非確認してみましょう。

【初心者必見】ドローン長持ちの秘訣!メンテナンス&保管完全ガイド

ドローンと通信が途絶えて、車両を破損させた事故

令和5年2月 神奈川県 横浜市

空撮のため離陸場所から飛行時に、突然機体が通信途絶の状態となった。

自動帰還装置が作動したが、 離陸地点への引き返し経路から逸脱した飛行とな り、走行中の車両の屋根に落下した。

車両の屋根には落下による損壊が生じた。

ドローンとコントローラの通信が途絶えると、自動帰還します。

これをリターントゥーホーム(RTH)と呼びます。

RTHは、機体種類や機体の状況により、動作が異なる点に注意しましょう。

例えばDJI Mavic3Proは、RTH開始時にホームポイントまでの距離が5m未満の場合に、ホームポイントへ戻らずその場で着陸をします。

あなたも、所有の機体がRTH時にどのような挙動をするのか、マニュアルの確認をお勧めします。

ニュースで報道されない事故も日々発生しているのですね。

事例を元に対策が必要ですね。

ドローン以外の事故から学ぶ、多額の損害賠償例

事故は予期せぬ瞬間に起こります。

その結果として発生する損害賠償は、時には想像を超えるものとなります。

ここでは、ドローン以外の事故による損害賠償の事例を通じて、そのリスクを具体的に理解し、ドローン保険の加入の重要性を考えてみましょう。

自転車の事故 意識不明にさせ、9,000万円以上の損害賠償

小学生が夜間に自転車で走行中、62歳の女性と正面衝突が発生。
女性は頭蓋骨骨折などの傷害で、意識が戻らなくなってしまいました。
この事故では、裁判所の判決で9,521万円の支払いを命じられた。

免許が不要な自転車ですが、気軽に乗れるが故に事故の発生も多くなります。

自転車の事故は主に以下が原因です。

  • 交通ルールの無視
  • 注意力の散漫
  • 過失運転
  • 整備不良

いくら注意していても、100%防げるものではありません。

ドロ-ンにおいても同様の原因で、人への衝突という大きな事故を招く事態が想定されます。

紹介した自転車事故の事例は、以下のサイトで確認できます。

【日本損害保険協会】自転車での加害事故例

自動車の物損事故による高額賠償

呉服、洋服、毛皮などを積んだトラックが、高速道路を走行中、前走車に追突しました。
対向車線に飛び出し、路肩に横転、炎上して車両と積荷を焼失した。
裁判所の判決で積荷の損害額を2億6,135万円と認定。

国土交通省への事故等の報告にも、ドローンの車両へ衝突・落下の報告事例が複数あります。

ドローンが輸送車両を巻き込んだ事故を起こすと、トラックの事故事例のように大きな損害が発生すると考えられます。

以下のサイトでは、この他にも、自動車事故による物損賠償額の事例が、紹介されています。

【SBI自動車保険】交通事故の物損高額ランキング

電車を運行を妨害するような事故

大型トラックが踏切で列車と衝突した事故の事例です。
この事故により、1両の電車が廃車となり、3両が修理を必要としました。
その結果、廃車と修理の費用は9,000万円、人件費や代行輸送費などの復旧費用は約2,000万円となり、合計で1億1,000万円の損害が発生しました。

多くのケースでは、鉄道会社からの損害賠償請求は、全額を請求されることは少なく、和解により減額されます。

それでも、数百万円の単位での賠償請求が発生しています。

このように、事故の影響は金銭的な損害だけでなく、その後の補償の交渉など労力も大きいのです。

紹介した事故の事例は、以下の情報を参考にしています。

▶【損保ジャパン】 電車との接触事故は、どのくらい賠償額が発生しますか?

ドローンも、この事例のような事故を起こせば、賠償額は、自動車と変わらない!

あなたは、自力で賠償できますか?

おすすめドローン保険

ドローン保険は、多くの損保会社から提供されており、各社の保険商品も様々です。

その中から最適なものを選ぶことは、まさに迷路のような難しさがあります。

ドローン保険を探している人や、ドローンでビジネスを検討中の人に焦点を当て、おすすめの保険を紹介します。

エアロエントリー(DJIドローン保険/DJIドローン無償付帯賠償責任保険)

特徴

DJI公認のドローン保険です。

この保険は、DJI製の対象ドローンの購入特典として賠償責任保険が初年度無料で加入できます。

二年目以降は有償ですが、

  • 最大10億円の手厚い補償が受けられる「賠償責任保険」
  • 事故による機体自体の損害や盗難による損害も補償する「機体保険」

上記両方の保険を提供しています。

有償でドローンをレンタルする場合の専用保険として、レンタルプランもあります。

ポイント
1

料金

機体保険は機種や希望する保険金額によって毎月の保険料も異なります。

保険料金が気になる人は、サイトで見積をしてみましょう。

賠償保険4,900円/年から(プランA:支払限度額 1億円)

ポイント
2

おススメする人

DJI製のドローンを使用している人や、ドローンの共同利用、レンタル事業を考えている人におすすめです。

また、初年度無料で加入できるDJIドローン無償付帯賠償責任保険は、必ず手続きを済ませましょう。

ポイント
3

▶ 【DJI公認ドローン保険】エアロエントリーの公式ページを見てみる

FLIGHTS×東京海上日動(ドローン保険)

特徴

このドローン保険は、多くのドローンメーカーに対応し、機体に合わせてWEB加入可能な保険です。

各産業の主要なドローン機体に対応しており、WEB上で加入手続きから決済、事故報告まできます。

保険加入時には安全講習をオンライン上で受講ができ、ドローンの安全運用に必要な知識が身に付けられます。

ポイント
1

料金

機体保険5,100円/年から (ライトプラン:機体例:Mini 3)

賠償保険7,350円/年から(ライトプラン:支払限度額 1億円)

ポイント
2

おススメする人

各産業でドローンを活用している人や、複数のドローンメーカーの機体を使用している人におすすめです。

保険加入時に安全講習を受講可能で、ドローンの安全運用に関心がある方にも適しています。

ポイント
3

▶ 【FLIGHTS×東京海上日動】ドローン保険の公式ページを見てみる

SORAPASS care(ソラパスケア)

特徴

ソラパスケアは、ドローンの飛行支援地図サービスと損害保険ジャパンが提供するドローン保険をセットにしたスマートフォン向けアプリです。

この保険は、業務利用とホビー利用の両方をカバーします。

また、飛行禁止・危険エリア、飛行可能施設を地図上に表示する便利機能、自己位置と他者位置の情報を地図上に表示し共有可能になる機能などがあります。

ポイント
1

料金

賠償保険5,000円/年

この料金には、業務利用とホビー利用の両方の保険が含まれています。

ポイント
2

おススメする人

ソラパスケアは、ドローンを業務利用またはホビー利用で飛ばす人におすすめです。

ドローンの活用方法について、迷っている初心者の人にも、ソラパスケアは最適な選択でしょう。

スマートフォンアプリから簡単に登録できるため、手軽に保険を利用したい人にも適しています。

ポイント
3

▶ 【保険とドローンサービス】SORAPASS careの公式ページを見てみる

東京海上日動 超ビジネス保険(事業活動包括保険)

特徴

この保険は、事業全般をカバーする補償を提供します。

実際のビジネス活動では、ドローンを飛ばす時間は全体の一部に過ぎません。

要望に合わせて、あなたの必要な補償を選択できます。

ポイント
1

料金

契約される補償により、異なるため代理店へ相談しましょう。

ポイント
2

おススメする人

ドローンを使ったビジネスを考えていたり、すでに始めている人。

ドローンの保険と合わせて、保険のアドバイザーと相談し、最適なプランを提案してもらうことをお勧めします。

ポイント
3

▶【 東京海上日動】超ビジネス保険の公式ページを見てみる

保険は、プランによっても補償額が異なります。

特に仕事でドローンを利用する人は被害額を想定して、プラン選択をしましょう!

まとめ

今回は、ドローンの保険について紹介しました。

  • ドローンの保険はなぜ必要
  • ドローンの保険の種類
  • ドローンの事故のケーススタディ
  • 多額の損害賠償が発生したドローン以外の事故
  • おすすめドローン保険

現在、ドローンは手軽に入手でき、国家資格の整備に伴い、その需要は、ますます高まっていくでしょう。

しかし、この技術の進歩と普及は、同時に新たなリスクをもたらします。

こうしたリスクからあなたの資産を守るために、適切な保険の選択は非常に重要なのです。

あなたのドローン飛行が、より安全で楽しいものになるよう、この情報が役立つことを願っています。