【重要】ドローンのおもちゃでも規制はある!守るべき3つのポイントを徹底解説
おもちゃのドローンを楽しみたいと思っているけど、こんな不安・疑問を抱えていませんか?
- どんな規制があるのか分からない
- どこで飛ばしたらいいの?
- トイドローンとかでも法律が関係あるの?
この記事を読めば、あなたの不安や疑問をすべて解決できます。
このサイトを運営している私たちもドローンパイロットです。
ドローン国家試験の多くの受講生との、話や悩みを聞いた経験から記事を作成しています。
同じような悩みや不安の話を聞いて、この記事で紹介したい重要なポイントは3つです。
ルールを理解すれば、安全かつ法律を守りながら心からドローンを楽しめます。
今回の記事では、もっと気軽にトイドローンを楽しむ方法を解説します
OPENをタップすると目次が開きます
トイドローンを飛ばす為の3つのポイント
先ず始めに結論からお伝えすると、下記の3つの条件をクリアできればドローン飛行を存分に楽しまめます。
- ドローンの重量
- 飛行する場所
- 飛行の方法
ドローンの重量基準は100g
1つ目はドロ-ンの重量です。
重量の基準は100gが、必要な規制や申請の有無が異なります。
100g未満ドローンの場合、航空法の対象外となり特別な許可を必要とせず、公共の場所でも楽しめます。
しかし、100g以上の重量のドローンは、自動車のように機体登録や特定の申請が必要です。
登録や申請が必要な理由は、100g以上のドローンは航空法によって規制されているからです。
気軽にドローンを始めるなら100g未満のドロ-ン(トイドローン)を選んでください。
飛行する場所
次に飛行する場所について紹介します。
100g未満のトイドローンを入手したら、家の中で飛ばしてみましょう。
家の中のように閉ざされた環境で、ドローンが屋外へ飛び出さない状況であれば、航空法などの法律の規制には抵触しないので気軽に家の中で飛ばせます。
では、家の外で飛ばすのはどうでしょうか?
庭や駐車場などの自宅の敷地でも、周りの住民の安全に配慮しましょう。
トイドローンは風に流されやすく、事故防止のためにも四方をネットで囲うと安心です。
航空法では、100g未満のドローンは比較的簡単に飛ばせますが、基本的にドローンの飛行を禁止する法律が、航空法とは別の法律にあります。
「小型無人機等飛行禁止法 」です。
自宅の300m以内に特定の重要施設がある場合は、重量に関わらず、全てのドローンの飛行が禁止される法律です。
所定の手続きをすれば許可されることもありますが、気軽にトイドローンを飛ばしたい人は厄介なことは避けたいですよね。
重要施設とは
<小型無人機等飛行禁止法に基づき指定する施設>
・国の重要な施設等
国会議事堂、内閣総理大臣官邸、最高裁判所、皇居等
危機管理行政機関の庁舎
対象政党事務所
・対象外国公館等
・対象防衛関係施設(令和元年改正で追加)
・対象空港(令和2年改正で追加)
・対象原子力事業所
・大会会場等(令和元年改正で追加)
・空港(令和元年改正で追加)
警察庁:小型無人機等飛行禁止法関係
また周りに重要施設がない土地であっても、土地の所有者や管理者の許可が必要になります。
道路や公園に空き地、河原や浜辺など、人の多い少ないに関わらず土地の所有者に許可取りは必ず行ってください。
自治体の条例により、ドローンの使用が禁止されている場合もあります。
飛行許可を取りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
▶︎ 【失敗しない】ドローン撮影許可申請で注意すべき8つのポイント
自宅で飛ばす場合は、宅内なら法律の影響はなし
屋外は注意が必要ですね
飛行の方法
基本的には、目の見える範囲でドローンを飛行させましょう。
トイドローンは、100g未満の重さで、非常に軽いです。
軽いので、すぐに風に流されてコントロールができなくなります。
コントロールできず、墜落させて、人や物にぶつかって、怪我や破損させてしまうと大変です。
必ず目の見える範囲で、飛行を行いましょう
またトイドローンの飛行高度を上げるとリスクも上がります。
ある程度の高さ(15m程度の高さ)であれば、目でも確認が可能です。
高い場所からの撮影は、今までと違い景色が見えるので、ドローンを楽しめるでしょう。
ただ、トイドローンを使用して撮影を行う場合、他人のプライバシーや肖像権を侵害しないように配慮が必要です。
近隣の家や、人に向けて撮影しているような飛行やホバリングは、周囲から不審に思われる恐れがあるため注意して飛行しましょう。
ドローンの飛行していて、何度か、警察に声をかけらたことあるよ!
大きく守るべきポイントを紹介しましたが、
法律も守るべき必要があるので、下記から法律についても紹介します。
ドローンに関連する法律はたくさん
もっとドローンに関する法律を勉強してみたい人は、次にあげる法律について確認すると更に理解を深める事ができるでしょう。
航空法
100g未満のドローンは航空法の規制の対象外となります。
例外として空港等周辺での飛行や、高高度での飛行は、「航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為」として規制されています。
より詳しく航空法を知りたい人は、国土交通省ホームページを確認しましょう。
▶︎ 【国土交通省】無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
小型無人機等飛行禁止法
ドローンの重量に関わらず適用され、重要施設及びその周辺のおおむね300mが飛行禁止となっています。
民法
他人の所有地でドローンを飛行させる場合、土地の所有者や管理者の承認を得るのが望ましいです。
▶︎ 【首相官邸】無人航空機の飛行と土地所有権の関係について
電波法
ドローンは本体を送信機からの無線電波によって操作します。
そのため、技術基準適合証明等(技適)を取得することが義務付けられています。
技適マークがついていないドローンを飛行させると、電波法違反になるので注意が必要です。
道路交通法
ドローン飛行によって交通の安全に支障を及ぼすおそれがある場合には許可が必要となります。
飛行させたい場所が道路に近かったり、車の往来が多かったりする場合は、管轄の警察署にドローンの飛行に関して聞いてみましょう。
▶︎【警察庁】無人航空機に係る道路許可の取り扱いについて(通達)
都道府県、市区町村条例
各自治体が定めた公園や施設利用などにおける条例で「他人に迷惑をかける行為」が禁止されています。
迷惑行為にドローンを含めている場合、100g未満のドローンであっても、その公園や施設の中で飛行させることはできません。
▶︎【国土交通省資料】各地方自治体でドローンの飛行が禁止されている条例
法律を違反をするとどうなる?
例えば、小型無人機等飛行禁止法の規定に違反すると、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金 に処せられます。
- 対象施設の敷地・区域の上空(レッド・ゾーン)で小型無人機等の飛行を行った者
- 小型無人機等飛行禁止法第11条第1項に基づく警察官の命令に違反した者
他にも法律を違反すると、罰金や懲役刑も存在します。
最初は法律を理解するのも大変だけど、このサイトで一緒に学んでいこう!
ドローンが関係する記事は別の記事でもまとめています。
航空法や、小型無人機等飛行禁止法を守っていても、別の法律で違反を犯している可能性もあるので注意が必要です。
▶︎ドローンに関する法律!航空法以外にあなたはいくつ知っている?
まとめ
この記事で紹介した3つのポイントをおさらいしましょう。
トイドローンの重量は100g未満を選ぶ
トイドローンを選ぶ時は、100g未満のトイドローンを選びましょう。
100g以上のドローンは、機体登録など航空法の遵守が必要となります。
まずドローンを初めてみようと思っている人は、ドローンの重さに注意して選びましょう。
飛行する場所に注意する
ドローンは航空法以外にもさまざまな法律が絡んできます。
ある程度の知識が必要になります。
ルールなどに慣れるまでは、家の中でドローンを楽しみましょう。
加えて家の外で飛ばしたい時は、土地所有者の飛行許可を得る。
国などの重要施設の近くでは、絶対に飛ばさない。
飛行の方法
目の見える範囲でドローンを飛ばしましょう。
トイドローンは非常に軽いので、突風で簡単に飛ばされてしまいます。
高度を上げれば、上げるほど風も強くなるので、トイドローンを飛ばす場合は、高度15m程度での飛行を楽しみましょう。
今回は、ドローンを気軽に楽しむための選択肢を皆さんにご紹介しました。
ドローンを飛行させる際には、航空法や小型無人機等飛行禁止法などの法律を遵守することが重要です。
これらの法律を理解し、遵守することで、安全に安心して飛行させることができます。
この記事で伝えしました3つのポイントを踏まえて、皆さんが楽しいドローンライフが送れることを心より願っております。
3つのポイントとは別にドローンの定義もあるので、ドローンの定義は気になる人はこちらの記事も読んでみて下さい。
ドローンの語源・定義は?法律の定義から用途まで徹底解説
ドローンが急速に普及し始め、今後もさまざまな分野で活躍する可能性を大いに秘めています。 しかし、ドローンとは一体何なのか、いまいちよくわからない人も多いでしょう。 この記事では、 上記について初心者でもわかりやすく解説し […]