ドローンのメンテナンス方法!機体を清潔に保ち、パフォーマンスを維持する方法
- ドローンをダメにしたくない!
- メンテナンス方法はどうするの?
- 保管方法で注意しないといけない事はある?
大切に長く使うためには日頃のメンテナンスと適切な保管が必要です。
この記事では、ドローンのメンテナンスと保管について詳しく解説します。
注意すべきメンテナンス方法が分かれば、あとは簡単。
なぜなら、ドローンの故障やトラブルは、ガサツな管理が一番の原因です。
ドローンに原因があるのでなく、あなたが原因になります。
故障や墜落、不慮な事故を防ぐための重要なステップをしっかり学びましょう
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メンテナンスの3つのポイント
ドローンは精密機器で、かつ空を飛ぶものです。
ノートパソコンを飛ばしていると思っても過言ではないでしょう。
ドローンを安心、安全に飛行させるには、しっかりとしたメンテナンスが必要になります。
メンテナスは大きな分けると下記の3つです。
- 定期的な清掃
- バッテリーの管理
- ファームウェアの更新
日々のメンテナンスの3つの重要なポイントを紹介します。
定期的な清掃でドローンをリフレッシュ
ドローンは飛行中にホコリや汚れを吸い込みやすいです。
そのため、定期的に清掃することが重要です。特にプロペラやモーター周りは要注意です。
ドローンの清掃方法
エアダスターを使う
エアダスターを使って、細かい部分や隙間の汚れを吹き飛ばします。
ただし、強力なエアダスターは部品を損傷する可能性があるので、最初は勢いを試して近づけすぎないよう作業しましょう。
エアーダスターで取れない隙間の誇りや汚れは、部品に傷がつかないように柔らかいの刷毛などで掃除をしてください。
拭き掃除を行う
汚れがひどい場合は、眼鏡クリーナーの様な柔らかい布で優しく乾拭きします。
ドローンに水をかけたり、洗剤を吹き付けたりしないでください。
端子の錆を誘発したり電子部品が損傷する可能性があります。
どうしても乾拭きで取れない汚れは、プラスティックなど素材に応じたクリーナーを少し湿る程度に付けたやわらかい布で拭き取るようにしましょう。
アルコールが入っていない物がおすすめです。
カメラレンズは重要な部品の一つです。傷が付かないように取り扱いましょう。
ネジや部品の締りの確認
飛行前後に期待のチェックを行いますが、メンテナンス時に細かくチェックします。
目視だけではなく、工具を使ってネジの緩みがないか確認します。
モーターやプロペラなどの可動部付近のネジは振動で緩むため入念に点検しましょう。
バッテリーについても、本体脱着のボタンや爪などの破損がないか確認します。
清掃後は、部品がしっかりと固定されていることを確認してから保管してください。
注意点
ドローンの清掃は、電源を切った状態で行ってください。
ドローンの部品はデリケートなので、力を入れすぎずに優しく清掃してくださいね
ドローンのメンテナンス方法は、DJIのDJI Dock2 メンテナンスマニュアルが参考になります。
このマニュアルは前半部分がDock2のマニュアルですが、後半部分が機体のメンテナンスマニュアルです。
▶︎【参考資料】DJI DOCK2/DJI MATRICE 3Dシリーズメンテナンスマニュアル
バッテリーの管理
バッテリーはドローンの命です。
充電と放電を適切に行い、長期間ドローンを使用しない場合は40%~65%の充電状態で保管することが推奨されます。
バッテリーが空っぽの状態でもダメ。満タン状態でもダメ。
バッテリーはとても繊細なので、長期保管の場合は丁寧な対応を心がけましょう。
バッテリーが一度、使い物にならなくなると、復活は不可能です。
そのためにもしっかりとしたバッテリーの保管が重要になります。
バッテリーの管理の方法
フル充電の状態で保管をせずに、飛行する前日に充電するように心がけましょう。
長期間ドローンを使用しない場合、バッテリーを確認する日を決めて完全に放電されていないか充電残量をチェックするようにしましょう。
バッテリーの完全な放電は性能を低下させ寿命を縮めてしまいます。
充電と放電を行うには、純正品など適切なバッテリーチャージャーを使用して行ってください。
高温や低温に弱いので、適切な温度(環境温度22~28℃)で保管するようにしましょう。
理由として、リチウムイオンバッテリーが極端な温度にさらされると、化学反応が加速し、劣化が早まる可能性があるためです
ファームウェアの更新
ドローンのファームウェアは定期的に更新され、新機能が追加されたり、既存の問題が修正されます。
最新のファームウェアへ更新で、ドローンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
ファームウェアの管理の方法
ファームウェアとは?
まず初めに、ファームウェアの理解が重要です。
ファームウェアは、ドローンの「脳」のようなものです。
これは、ドローンがどのように動作するかを制御するソフトウェアの一種です。
更新のタイミング
ファームウェアの更新は、新しいバージョンがリリースされたときに行います。
ドローンに問題が発生した場合や、新しい機能を利用したい場合にも更新が必要です。
業務でドローンを利用されている場合は、更新内容によって対応するアプリなどとの互換性に問題が出る場合があります。
更新前にメーカーや所属する業界で不具合情報がないかチェックしましょう。
更新の方法
ファームウェアの更新は、ドローンのメーカーが提供する専用のアプリケーションを通じて実施されます。
アプリケーションは、新しいファームウェアが利用可能になったときに通知を送ります。
そのため、定期的にアプリケーションの確認が重要です。
更新後は必ずドローンの動作を確認し、問題がないことを確認してください。
注意点
更新中はドローンの電源を切らないようにし、更新が完了するまで待つことが重要です。
ドローンを購入すると、ドローンを安全に飛ばすためには、メンテナンスが必須です。
ドローンは欲しいけど、メンテナンスまで出来る自信がない人はドローンをレンタルする選択肢もあります。
メンテナンスが面倒だが、ドローンを飛ばしたい人はレンタルも検討してみましょう。
加えて、バッテリーの保管でも紹介しましたが、バッテリーも長期で使用しないでいると、劣化して使用できなくなります。
月に1回程度の飛行だと、劣化する可能性が高くなります。
せっかく買ったドローンが飛ばせないとなると、あなたも悲しいですし、お金ももったいないです。
▶︎ ドローンレンタルは初心者必見のサービス!あなたに最適な1台が見つかる完全ガイド
ドローンの保管のポイント
- 適切な温度と湿度
- バッテリーの安全な保管
保管について重要な項目を2点をご紹介いたします。
適切な温度と湿度
ドローンは高温や湿度に弱いです。そのため、冷暗所で保管しましょう。
ドローンの保管の方法
ドローンをしばらく使用しない場合は、バッテリーを取り外した後、機体とバッテリーを別々で保管してください。
そして風通しの良い乾燥した環境で機体を保管しましょう。
湿気は電子部品に結露が発生させ、ショートや腐食の原因になるからです。
また、直射日光の当たらない場所の選択が重要です。
ドローンは落下や衝撃から保護するため、安全な場所に保管することが重要です。
誇りや空気中の湿気から守るため、専用のケースやバッグを利用すると良いでしょう。
注意点
高温な状態や湿度が高くなると、ドローンの電子部品が損傷する可能性があります。
バッテリーの安全な保管
バッテリーは直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。
落下防止のため棚の上など高い場所への保管は避けてください。
バッテリー内部で化学反応が起こり、ガスが発生します。
これは、過充電や過放電、高温などによって引き起こされる可能性があります。
爆発や発火のリスクを避けるために、耐火性のあるバッテリーバッグで保管がおすすめです。
注意点
発火すると、バッテリーは燃え上がり、火花が飛び散ることもあります。
バッテリーはドローンの命です。
より詳しくドローンのバッテリーについて詳しく解説した記事があります。
ドローンのバッテリーについてもっと学びたい人はぜひ参考にしてみてください。
▶︎ドローン飛行を安全に!バッテリーの種類と管理法を徹底解説
まとめ
ドローンのメンテナンスと保管について、基本的なポイントをご紹介しました。
紹介した内容を振り返ってみましょう。
メンテナンスの3つのポイント
- 定期的な清掃
- バッテリーの管理
- ファームウェアの更新
間違ったメンテナスを実施すると、せっかく高額で買ったドローンの寿命が短くなります。
ドローンの保管のポイント
- 適切な温度と湿度
- バッテリーの安全な保管
正しいメンテナンスと保管を実施し、ドローンを長持ちさせて安全飛行を楽しみましょう。
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