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情報発信ブログBy 株式会社Tech Drone

【対策必須】ドローン国家資格の実技試験内容は?注意するべきポイントを合格者が語る!

国家資格

ドローン国家資格の情報は少なく、特に机上試験、口述試験については不明瞭な情報が多いです。

この記事では、実地試験に情報を絞って、詳しく解説していきます。

実地試験の内容を詳しく理解せずに、不合格になってしまう人も多いようです。

実地試験を受験して、合格した私が、経験をもとに対策と注意点を紹介します。

必ず最後まで読んで、正しく試験対策ができるようにして、実地試験の合格を掴み取りましょう!

この記事で解決する悩み

  • 実地試験の内容を詳しく知りたい
  • 一等と二等の対策の違いは?
  • 試験対策のポイントが知りたい

実地試験の内容は?

実地試験の内容を細かく細分化すると下記のお通りです。

  • 机上試験
  • 口述試験1(飛行前点検)
  • 実技試験
  • 飛行後点検
  • 口述試験2(飛行後点検と記録)
  • 口述試験3(事故・重大インシデントの報告について)

ここでは、実地試験の内容について詳しく説明してきます。

机上試験

試験時間問題数減点
一等10分5問1問 5点
二等5分4問1問 5点

机上試験の内容は、「飛行計画の作成」についての知識が問われる問題です。
出題された文章を読んで、以下の情報から正しいものを選択します。
  • 飛行空域図
  • 操縦者の情報(取得資格や限定条件等)
  • 天候の情報(天気、風速等)
  • 機体情報(飛行限界風速等の機体情報)

飛行計画を作成したことのある人なら簡単な問題ですが、これからドローンを飛ばすという人にとっては難問です。

上記の表にある通り時間もかなり短いです。

ドローンの飛行に必要な条件を、問題文から明確に理解する必要があります。

口述試験1(飛行前点検)

口述試験1は3つのパートに分かれています。

  • 飛行空域及びその他の確認
  • 作動前点検
  • 作動後点検

記入漏れや誤りがあると1つにつき10点の減点です。

厳しいですね

内容は以下の通りです。

飛行空域及びその他の確認

試験官からの質問に対して、以下の内容について回答をします。

  • 飛行空域と周辺の状況に問題がないか?
  • 航空法等の違反がないか?
  • 必要な許可証や技能証明を携帯しているか?
  • 体調に問題はないか?
  • 気象状況に問題はないか?

予め試験会場の状況を確認し、どのように回答するか考えておくことで対策ができます。

作動前確認・作動確認・飛行確認

飛行前の確認では同じ点検シートを使用して一つずつ確認をしていきます。

無人航空機の日常点検の項目について確認をしますが、

  • 作動前点検
  • 作動点検
  • 飛行点検

順番の記載や、確認方法も記載はされていません。

飛行前点検については、しっかり予習をして体に覚えこませる必要があります。

各点検項目のチェックポイントと確認のタイミングを紹介しておきますので何度も練習しましょう。

1機体全般(前)機体のネジのゆるみ、コネクタの抜けがないか
2プロペラ(前)手で触って、キズや割れなどがないか
3フレーム(前)損傷やゆがみなどはないか
4通信系統(作)カメラに手をかざして、プロポに映るかどうかで通信の確認
(作)GPSの数の確認
5推進系統(飛)飛行前にスロットを回してモーターの異音の確認
(飛)飛行させてスロットル、ラダー、エルロン、エレベータの操作確認
6電源系統(作)機体、プロポの電源を投入して問題がないかの確認
7自動制御系統(作)フェールセーフの設定確認(RTHになっているか)
8操縦装置(前)プロポ全体に損傷がないか確認
(作)送信機のモード確認
(飛)スティックの反応
9バッテリー・燃料(作)バッテリーのセルバランス、温度、容量を確認
 ※機体、送信機ともに確認
10機体識別表示(前)登録記号が貼ってあるか確認
11リモートID機能(作)リモートIDの電源を確認
 ※無い場合は外付けのものがあるとして確認
 ※内蔵のものは紐づけがされているか確認
12灯火※夜間飛行のみ  (作)灯火の確認
13カメラ※目視外飛行のみ (飛)カメラの操作確認
(前)作動前点検 (作)作動点検 (飛)飛行点検

実技試験

実技試験の内容は下記の通りです。

  • DJI Mavic3classicを使用
  • ヘルメットとゴーグル着用
  • 試験官の指示に従って飛行
  • 減点エリアに入ると減点
  • 一発不合格のエリアがある

一発不合格は怖いですね

実技試験の内容は、一等資格と二等資格で大きく変わるので後ほど詳しく紹介します。

どちらも共通しているのは、試験官の指示と違った飛行をすると減点となることです。

また、飛行前、移動前の呼称確認が必要です。

プロペラ始動前「右ヨシ、左ヨシ、前方ヨシ、後方ヨシ、上空ヨシ」

移動前「B地点上空以上ナシ。移動開始します。」

などです。

操縦中に空路を確認し、呼称する必要があるため、飛行の難易度が増します。

操縦しているドローンが、減点エリアに入ると試験補助員から合図があるので、速やかにドローンを飛行経路に戻しましょう。

操作ミスや風に煽られると、一気に不合格エリアに入ってしまう可能性があるので繊細な操作が求められます。

口述試験2

口述試験2は2つのパートに分かれています。

  1. 飛行後点検
  2. 飛行日誌の作成

飛行後点検

飛行後点検では、飛行前点検で使用したシートを使います。

一番下に飛行後点検の確認欄がありますが、項目はなにもありません。

飛行後点検では、下記のすべてを確認する必要がありますので、必ず覚えましょう。

  • 電源を切る(機体 → プロポ)
  • 機体全般に損傷、ゴミなどの付着はないか
  • プロペラに損傷はないか
  • フレームに損傷はないか
  • 登録記号の剥がれはないか
  • 機体の異常な発熱がないか

手で触りながら確認していきましょう!

飛行日誌の作成

登録記号など記載漏れが無いように注意しましょう。

  • 飛行後点検は1つ間違える毎に減点5点
  • 飛行日誌は1つ間違える毎に減点10点

間違えると不合格に近づくので、練習の時から、意識して実施しましょう。

口述試験3

口述試験3を回答すれば、実技試験は終了です。

口述試験は、事故や重大インシデントについての理解を確認されます。

事故とは、どういう状況か?

下記の3つが事故に該当する事態です。

  • 無人航空機による人の死傷(重症以上の場合)
  • 第三者の所有する物件の損壊
  • 航空機との衝突また接触

重大インシデントはどういう状況か?

重大インシデントは下記の4つが該当します。

  • 無人航空機による人の負傷(軽傷の場合)
  • 無人航空機の制御が不能となった事態
  • 無人航空機が飛行中に発火した事態
  • 航空機との衝突また接触の恐れがあったと認めた場合

言葉の言い間違いでも減点です。ここは丸暗記していきましょう!

事故等が発生した際の適切な対処方法について

無人航空機の飛行の安全に関する教則の前半に、「事故の場合の措置」の記載があります。

  1. 直ちに無人飛行機の飛行を中止する
  2. 負傷者がいる場合には、救護・通報
  3. 事故状況に応じた警察への通報、火災が発生性ている場合は消防への通報
  4. 二時被害の危険を防止するための措置を講じる
  5. 事故の発生した日時や場所等の必要事項を国土交通大臣に報告する

事故が発生した対処方法も、丸暗記をして、試験に臨みましょう。

口述試験3は、抜けや誤りがあった場合は、5点の減点となります。

出題は2題あるので、2題とも誤りがあると10点減点になるので、言葉の言い間違いもしないように丸暗記が必須です。

▶︎ 無人航空機の飛行の安全に関する教則を確認する

一等と二等では実技の内容が異なる

ここでは一等と二等の実技試験の違いを紹介していきます。

それぞれ特徴と注意点がありますので、しっかり読んで対策を行いましょう。

一等の実技内容

一等資格の実技試験はすべてATTIモード(位置制御機能OFF)の機体を使用し、屋外で試験を行います。

屋外のため、風の影響を受けるので、操作の難易度も上昇します。

試験内容は3種類ありますのでそれぞれ紹介していきます。

・高度変化を伴うスクエア飛行

離陸時は1.5mまで上昇し、1.5mを維持して飛行を開始、途中で3.5mまで上昇して、再び1.5mまで下降するという動きが含まれます。

動作を止めることなく高度変化と移動を行う必要があるので、ゆっくり動かすことが重要です。

C地点からD地点への移動は飛行高度も高く、直線距離も離れているので、正しいドローンの位置を把握できるかがポイントです。

C地点からD地点への移動時は、操縦位置からは前後に減点区画があります。

減点区画に入ると補助審査員から合図があるので、速やかに飛行経路へ戻しましょう。

・ピルエットホバリング

20秒から25秒の間で、その場で機体を横に360度回転します。

回転に合わせて操作が変わるので、操作ミスをすると一気に減点エリアへ入ってしまいます。

動作を止めずに行う必要があるので、ゆっくり回るのがポイントです。

・緊急着陸を伴う8の字飛行

8の字飛行をしている途中で、緊急事態が発生したことが告げられます。

緊急事態発生時はすぐに停止してホバリング、その後、最短距離で着陸地点へ向かいます。

着陸地点へ向かう時のドローンの向きは指定されませんので、操作しやすい向きで着陸地点へ向かいましょう。

二等実技内容

二等資格の実技試験は緊急着陸のみATTIモードの機体を使用し、屋内で試験を行います。

屋内で操縦を行うので、風の影響はほとんど受けません。

試験内容は3種類ありますのでそれぞれ紹介していきます。

・スクエア飛行

高度3.5mまで上昇し、スクエア飛行を行います。

機体は安定していますので、落ち着いて安全確認を実施しながら飛行しましょう。

・8の字飛行

高度1.5mで8の字飛行を行います。

旋回が止まると減点対象となるので、常に旋回しながらの飛行を意識しましょう。

・緊急着陸

緊急着陸はATTIモードで行います。

ドローンを左右に移動している途中で、緊急事態の発生が試験官から告げられます。

緊急事態発生時はすぐに停止してホバリング、その後、最短距離で着陸地点へ向かいます。

離着陸場所の上部半分は減点エリアが無く、不合格エリアが密接しているので特に注意が必要です。

実地試験は難しい?

実地試験の内容は多岐に渡るので、それぞれ対策が必要です。

これまで紹介してきたように、減点項目の大きいところもあります。

減点項目の大きいところは重点的に予習しましょう。

合格点は? 採点方法は?

合格基準は以下の通りです。

  • 一等資格 80点以上
  • 二等資格 70点以上

試験は100点の持ち点から減点方式で行われます。

一等資格は実技試験の難易度が高いので、その他の試験での減点は最小限におさえたいです。

実技試験の練習よりも、減点の大きい口述試験の練習に時間を使うと良いでしょう。

下記にて点数配分を紹介しますので、どこに注力すべきか考えてみて下さい。

実地試験の点数配分   

各試験の減点は以下の通りです。(一等二等共通)

試験項目減点
机上試験記載漏れ、誤り1問 5点
口述試験1記載漏れ、誤り1問 10点
実技試験減点区画への進入
指示と異なる飛行
着陸時に強い衝撃があった場合
監視不足
安全確認不足
ふらつき
不円滑
種方向不良
5点
5点
5点
5点
5点
1点
1点
1点
飛行後点検記載漏れ、誤り1問 5点
口述試験2記載漏れ、誤り1問 10点
口述試験3記載漏れ、誤り3分以内に回答分以内の回答1問 5点

模擬試験を行って計算してみると、あなたが対策をするべき箇所が明確になります!

試験場の違い

スクールに通う場合は、慣れた場所での試験となるので緊張も少ないと思います。

一発試験ではそうはいきません。

特に一等は屋外なので、場所によっては風の強い会場もあります。

私が受験した時は5人中3人が不合格エリアに飛ばされていました。

一発試験を受験する人は、会場の下見をしておくと良いでしょう。

各試験場の風についての情報を見つけましたので参考にしてみてください!

実地試験の重要な対策は?

ここでは実地試験の対策ポイントを試験毎に紹介していきます。

試験毎のポイントを押さえて、試験に備えましょう。

机上試験

一番情報の少ない試験です。

自分の家や、近隣の場所を想定し、その区域で飛行させるにはどんな条件が必要なのか考えてみましょう。

  • 自身の情報(取得している資格や限定条件等)
  • 天候の情報(天気、風速等)
  • 機体情報(飛行限界風速などの機体情報)

を考えることで対策ができます。

口述試験

トイドローンを使って毎日飛行前後点検を行いましょう!

詳細が記載されていないので、何回も行って覚えることが一番の近道です!

減点も大きいので重点的に行う必要があります。

上記で紹介した表をぜひ参考にして覚えてください。

実技試験

安全確認をしながら飛行させることが一番の障壁です。

操縦に集中できるように、安全確認は考えなくても実行できるように何回も練習しましょう!

国家資格を受験する方法

国家資格の取得には学科と実地、身体検査の3つに合格する必要があります。

実地についてはスクールで受講する場合と一発試験に合格する場合と2つあります。

あなたの状況に応じて選択しましょう!

スクールと一発試験の違い

スクールに通って最終試験(修了審査)に合格すると、実地試験が免除されます。

スクールでは試験に向けた練習を規定時間は行ってくれますので、効率の良い対策が可能いです。

また、慣れた場所での試験となるので緊張が少ないのも利点です。

一発試験は、試験のみを行うので、練習もなにもありません。

試験会場は決められていますので、飛ばしたことのない場所でいきなり試験を行うことになりますので、かなり緊張します。

一発試験の最大の利点は、費用を抑えて資格の取得ができる点です。

スクールでは平均20万前後の料金がかかるのに対して、一発試験は22,000円と決まっています。

試験日・確認方法の紹介

実技試験の日程はこちらの

無人航空機操縦士試験申込システム】から確認できます。

学科試験はの日程はこちらの

プロメトリック】から確認・申込をすることができます。

実技試験は会場と日程が限られていますので、早めの登録が必要です。

学科試験は連日行っていますので、あなたのスケジュールに合わせて登録しましょう。

試験に必要なもの

試験で必要なものは、

  • 本人確認ができる免許証
  • 試験申込み番号の記載されたメール画面

だけです。

国家資格の試験ですので、携帯などは電源を切らないといけません。

アラームなども念のため消しておきましょう。

モチベーションの維持方法

資格取得を目指しても挫折してしまう事はよくあります。

挫折の理由で特に多いのは、モチベーションが続かないことです。

  • 毎日の勉強が面倒になった
  • このまま進めて良いのか分からなくなった
  • 本当に取得できるか不安

などの声をよく耳にします。

せっかく資格取得に向けて動き出せたのですから、次の方法を試してみてください!

毎日練習

モチベーションに関係なく継続するには、習慣化するのが一番です。

ポイントは無理をしないこと。

  • 朝起きたら毎日5分だけ練習する
  • ご飯を食べたら5分だけ練習する
  • お風呂から上がったら5分だけ練習する

など、何かの行動に紐づけると習慣化しやすくなります。

1時間勉強や練習するのはなかなか根気のいる作業です。

1日5分だけなど、無理のない範囲で行うと継続できます!

ドローン仲間を作る 

同じ目標を持った仲間がいると、モチベーションは維持しやすくなります。

当サイトではドロビジをおすすめしています。

ドローンでビジネスをしたいと考えている人が集まっているコミュニティです。

ドローンは資格取得後も分からないことがたくさん出てくるのでオススメです!

周りに宣言する

よくある手法ですが、周りに宣言することで継続しやすくなります。

家族や友人、大切な人などに宣言してみるといいでしょう!

SNSなどに、日々の頑張りを発信すると、仲間も増えますよ!

まとめ

この記事では国家資格の試験内容について紹介してきました。

試験内容は多岐に渡るので、何度も読み返して練習してみてください。

特に実地試験の減点が大きいところは重点的に対策するのがオススメです。

今後もドローン国家資格に関する情報や、ドローンに関する有益情報を発信していくので、ブックマークしておいていただければ幸いです。

国家資格取得方法に網羅的に解説した記事もあるので、ぜひチェックしてみてください。

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