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情報発信ブログBy 株式会社Tech Drone

【2024年最新版】ドローンの国家資格の費用は?失敗しない為の重要ポイント4選

国家資格

ドローンの国家資格制度は2022年12月から始まっています。

2024年1月末時点で、全国で約640校以上のスクールが存在し、価格や付随するサービスもそれぞれ異なっているのが現状です。

これからドローンを始めたい、国家資格を取得したいと思っている人の中には、

  • どれくらいお金が必要なのか?
  • どれくらい時間がかかるのか?
  • どうやって取得すればいいのか?

という悩みを持っている人も多くいらっしゃると思います。

あなたの悩みを、ドローン国家資格専門サイトである当メディアを担当しているライターが解説します。

この記事で紹介する全てにポイントを理解すると

スクール費用を余計に払ったり、スクールに通ったが資格が取れなかったり、最悪の事態を避けれるようになります。

必ず最後まで読んで国家資格取得で後悔しないようにしましょう。

■この記事で分かること

  • 国家資格の種類
  • 国家資格取得に必要な費用
  • 損をしない為のポイント

監修者

バウンダリ行政書士法人代表 佐々木慎太郎のプロフィール写真

佐々木慎太郎 バウンダリ行政書士法人 代表

日本屈指のサポート実績を誇る、ドローン法務のプロフェッショナル

2022年の年間ドローン許認可案件は5,300件、登録講習機関のサポート数は100社を突破。

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国家資格は2種類の技能証明と3つの限定解除がある!

技能証明は下記の2種類です。

  • 一等無人航空機操縦者技能証明
  • 二等無人航空機操縦者技能証明

ドローンの使用目的を広げるために、限定を解除できる項目が下記の3つです。

  • 25kg未満の解除
  • 昼間の解除
  • 目視内の解除

少し難しいですがそれぞれ特徴がありますので覚えておきましょう。

  • 一等:認証を受けたドローンを使う場合、カテゴリーⅢ飛行が可能になる
  • 二等:認証を受けたドローンを使う場合、カテゴリーⅡ飛行の許可申請の一部が省略される
  • 25kg未満の解除:25kg以上のドローンの飛行が可能になる
  • 昼間の解除:夜間のドローンの飛行可能になる
  • 目視内の解除:目視外でのドローンの飛行が可能になる

「ポイント」

国家資格は2種類でそれぞれ限定解除というのがある!

国家資格の試験は3つの種類がある!

国家資格を取得するには下記の3つの試験に全て合格する必要があります。

  • 「実技試験」
  • 「学科試験」
  • 「身体検査」

各試験の詳細について紹介します。

実技試験について

実技試験は2種類の受験方法があります。

  • スクール(登録講習機関と言います)に通って「修了審査」を受ける場合
  • スクールに通わないで試験だけを受ける「一発試験」で合格を目指す方法

どちらも試験内容は同じですが、一発試験の場合は指定された日時・場所でしか受験できません。

登録講習機関に通う場合、下記の表のように経験者と初学者で受講時間が決まっています。

基本的には、どのスクールに行っても受講時間は同じです。

学科試験について

学科試験は、スクールで取得を目指す人、スクールで通わない人、共に学科試験を合格する必要があるので覚えておきましょう。

学科試験の免除はありません。

CBT試験は各地で毎日開催されており、いつでも受けられるのでドローンに関する知識が定着したタイミングで受験できます。

CBT試験の試験会場は全国300以上あるので、近くの会場で受験すること可能です。

▶︎【参考資料】学科試験の詳細に関してはこちらから

身体試験について

実技と学科が合格すると身体検査を行って国家資格(技能証明)が発行されます。

身体検査といってもクルマの免許を持っている方はそれを提示すればOKです。

ただし、25kg未満の限定解除をされた方は別途指定された項目の身体検査を毎年受ける必要がでてきます。

「ポイント

実地と学科は別々で試験する必要がある!

国家資格の取得に必要な金額は2万~100万?!試験の受け方によって異なる!

▼費用がかかる項目

  • 実地試験代 : 22,200円 ~ 最大1,000,000円程度
  • 学科試験代 : 一等9,900円、二等8,800円
  • 身体検査代 : 5,200円 ※車の運転免許証で証明する場合
  • 交付手数料 : 3,000円

これだけの費用が必要です。

特に実地試験には、高額な試験対策が必要な傾向があります。

上記の実地試験代には、登録講習機関と言われるドローンスクールに通った場合の料金も含まれています。

登録講習機関の料金については、各スクールで料金がバラバラなので下記の全国平均の表を参考にしてみてください。

22,200円という最低金額は一発試験を受験した場合の金額です。

ただし、基本飛行のみの金額です。

限定解除ごとにプラス22,200円ずつ必要になってきます。※一等も二等も同じ金額です。

「ポイント」

限定解除の料金は別で必要!

これから紹介する価格一覧は、登録講習期間に通った場合の全国平均です。

資格区分価格
一等無人航空機操縦者技能証明経験者308,415円
一等無人航空機操縦者技能証明初学者787,622円
二等無人航空機操縦者技能証明経験者118,018円
二等無人航空機操縦者技能証明初学者304,850円

今までにドローン経験が全くないドローン初心者が、登録講習機関を使って一等取得を目指すと、100万円以上かかる場合があります。

限定解除を必要する場合。追加料金が必要です。

またスクールによっては入校料が必要だったり、修了審査は別料金を請求だったりするので、何に料金が発生するのかは事前によく確認しましょう。

全国平均の金額だけを見るなら二等の初学者を受講して一等を経験者として受講した方がお得ですのでそういった比較もすると損をせずに済みます。

「ポイント」

講習料金はスクール毎で違う!

■損をしない為の国家資格取得のポイント

損しないためのポイントを下記の3つに分けて紹介します。

  • 実地試験
  • 学科試験
  • その他のポイント

実技試験でのポイント

ドローンに触ったことが無い方だと操作に慣れるのに時間がかかりるので講習時間以外にも練習が必要です。

トイドローンを持っていない人は、購入して家でも練習しましょう。

練習用のドローンの選び方で迷っている人や不安な人はこちらの記事も参考にしてください。

▶︎ 練習用ドローンの選び方の3つにポイント

講習の時間は決まっているので、自主練は重要です。

講習以外の時間で実機を使った練習ができるように、追加料金でドローンの貸出しや練習ができたり、安価で場所貸しができるか確認しましょう。

「ポイント」

講習以外でも練習する!

学科試験編でのポイント

学科試験対策ポイントは3つです。

国交省のHPから「教則」をダウンロードして読み込もう

試験問題の答えは必ず教則の中から出題されます。

教則にはドローンを飛ばすために、必要な情報やルールが記載されています。

試験を合格するために読み込むためではなく、ドローンを飛ばすために覚えましょう。

▶国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則」

ポイント
1

とにかく問題をたくさん解きましょう

特に二等の学科試験は時間がありませんので問題になれておくことは重要です。

【国家試験対策 練習問題300】は行政書士の先生が監修した問題集。

ドローン国家試験を受験した人の中で、一番多くの人が使った問題集です。

300問もあるので幅広い問題に対応しています。

ポイント
2

一等試験は計算問題の対策が必須

YouTubeで詳しく説明してくれている動画がありますのでおすすめです。

問題には、それぞれパターンがあり、公式を覚えれば難易度は高くありません。

解き方を理解するためには、YouTubeなどの動画を利用した方が、理解度が増します。

おすすめのYouTube動画は、「ドローン国家試験対策ウカルン」です。

ポイント
3

その他のポイント

ドローンは国家資格を取ってもすぐに飛ばせるわけではなく、ドローンを購入してからやらないといけないことがたくさんあります。

ドローンを飛ばすための、サポートをしてくれるスクールか、どうかは非常に重要なポイントです。

実際に一等まで取ったのに許可の取り方が分からないという人はたくさんいて、機体登録や許可申請について教えてもらうためにまたお金を払って、、、なんて話はよくあります。

スクール選びのポイントについてはこちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。

▶︎【決定版】これで失敗しない!ドローンスクール選びで注意すべき5つのポイント

「ポイント」

その後のサポートがあるか確認する!

まとめ

今回は「ドローンの国家資格取得で損しないためのポイント」について紹介してきました。

登録講習機関は学科についても教えてくれるので初学者の人にとっては必要な場所です

各スクールの料金体系はバラバラなのでよく調べる必要があります。

損をしないためのポイント、その他のポイントはよく読んで、無駄な出費をしないように気を付けましょう。

今後もドローン国家資格に関する情報や、ドローンに関する有益情報を発信していくので、ブックマークしておいていただければ幸いです。