ドローン副業の始め方!資格、初期費用、収益化までの全ステップ
ドローン技術の進歩に伴い、ドローン市場はますます拡大し続けています。
市場拡大が進む中で、「なんとかドローンで収入を作れないか? 」一度は考えた経験はありませんか?
でも本業があって忙しいし、家族もいるので独立もできない。
だからこそ、ドローンで副業の可能性を見出しているのでしょう。
「ドローン副業をやってみよう」と思って、下記のような疑問を感じていませんか?
- ドローンの副業のやり方は?
- ドローンの副業で稼げるの?
- ドローン副業の初期投資はいくらかかる?
この記事を読めば、そんな疑問も解決できます。
今回は、ドローン副業の詳細や、どのような人が成功しているのかを解説します。
さらに、具体的な仕事内容と、成功のために必要なスキルについても、深掘りしてみていきましょう。
新たなステージへと踏み出すきっかけをお届けします。
ドローン副業に挑戦する準備はできていますか?
一緒に確認していきましょう。
ドローン副業はどんな種類が稼げるの?
ドローン副業は、非常に注目を集めています。
あなたが今、持っているスキルとドローンスキルを掛け合わせてお仕事をします。
特に、空撮や点検などの作業に興味を持つ人や、また新たにドローンのスキルを身につけたいと考えている人に特におすすめです。
下記の視点からドローン副業を見ていきましょう。
- なぜドローン副業が注目されているの?
- どんな人がドローン副業で稼いでいる?
- ドローン副業はどんな種類があるの?
「ドローン副業」が注目される3つの理由とは?
急成長中のドローン市場で副業が注目されています。
他のビジネスと比較して、初期費用が少なくスタート可能な点も、ドローン副業が注目されている要因です。
詳しく3つの理由を紹介します。
- 市場拡大と需要増加
- 手軽に始められる
- 高収入の可能性
①市場拡大と需要増加
ドローン市場は急速に成長しており、様々な産業でドローンの活用が進んでいます。
予想では、2028年にドローンビジネス市場規模は、9,000億円に拡大すると言われていります。
不動産や農業、エンターテインメントなど、多岐にわたる分野での活用で、今後さらなる市場拡大が見込まれています。
この右肩上がりの成長に伴い、ドローン関連の仕事量も増加、副業の機会が広がる傾向です。
②手軽に始められる
ドローンの低価格化により事業として初期投資が比較的少なく、手軽にスタートできるのが魅力です。
加えてドローンのビジネス情報やコミュニティが、オンライン上にはたくさんあります。
これにより、初心者でも比較的容易に始められる状況が整ってきました。
コミュニティでは、実際に副業でできる事業プランや、アイディアが出せれて、実行した人が成果を出し始めています。
③高収入の可能性
専門技術を活かせば、高収入を得るチャンスがあります。
例えば、空撮や定点撮影、点検作業などでは、副業として高収入を期待できる案件もあります。
加えて、ドローンの撮影時間は非常に短いです。
現場によっては、撮影し画像を提供して、数万円という現場もあったりします。
もちろん高度な編集技術や報告書が求められて、飛ばす時間以外の方が多いというケースもあります。
どんな人がドローン副業で稼いでいる?
ドローン副業で成功するのは、携わる仕事やスキルを活かしながら、副収入を得ている人たちです。
自分に合ったスタイルで、収入を増やすチャンスが広がっています。
会社員
週末や休日を利用してドローン撮影をする人が効率的に副収入を得ています。
中には仕事で有給休暇を取得して、撮影の案件をこなす人もいます。
フリーランス
点検業の人やカメラマンなど、既存のスキルを活かしてドローン空撮に参入する人もいます。
今ある事業にドローンを組み合わせて収入を安定させる戦略の一環として取り入れられています。
シニア
シニア層も、ドローン副業に興味を持つ人が増えています。
特に、空撮や点検などの仕事は、収入を得ながら地域貢献にも繋がります。
ドローンの経験が活かせる副業
ドローン技術の活用により、さまざまな分野で副業の可能性が広がっています。
自分のスキルや興味に応じて、最適なキャリアの選択肢を見つけれる可能性があります。
少し前までは空撮が主な副業でしたが、市場が広がるにつれて副業の種類も増えてきました。
- 空撮
- 定点撮影
- 点検
- 農薬散布
- インストラクター
- ライター
これらの職種は、ドローンのスキルを活かしつつ、それぞれ異なる専門性や、市場のニーズに応えます。
あなたに合ったドローン副業で、新しい可能性を見つけよう!
【種類別】ドローン副業で稼ぐ! 具体的な仕事内容と収入例を解説
ドローン副業には、あなたの能力を活かせる場があり、それぞれ異なる知識や経験が求められ、報酬も異なります。
自分に合った仕事を見つけ、収入を増やすための可能性を広げてみましょう。
地域特性や、あなたのスキルに応じた価格設定の参考として、報酬例を確認してください。
ここでは下記のドローン副業の仕事内容を紹介します。
- 空撮
- 定点撮影
- 点検
- 農薬散布
- インストラクター
- ライター
空撮
ドローンを使用して空撮を行う仕事です。
テレビ、映画、報道、CMなどの映像制作に利用されています。
案件獲得の流れや、高単価の秘訣を理解すれば、観光地PRや結婚式の高収益案件が狙えます。
報酬例
- 1日の撮影で5万円〜15万円程度
- 観光PR動画制作で15万円〜100万円程度
- 結婚式の空撮で5万円〜15万円程度
定点撮影
定点から建設現場の空撮を行う仕事で、専門知識が求められます。
例えば、建物や建設現場の進捗の記録などで利用され、一定数の需要があります。
建築現場のルールや流れを知っている人にはおすすめの副業です。
報酬例
- 建設現場の月次定点撮影で10万円〜30万円/月
- 不動産物件の空撮で1件3万円〜10万円程度
点検
ソーラーパネル、屋根、橋梁などの点検を行う仕事です。
飛行技術や専門知識、点検事業者との連携が必要ですが、ニーズも高く、安定した収入が狙えます。
ただし、点検会社での内製化も進みつつあるので、難しくなっている一面もあります。
報酬例
- ソーラーパネル点検で1日5万円〜15万円程度
- 橋梁点検で1案件30万円〜200万円程度
- 屋根点検で1件2万円〜5万円程度
農薬散布
農薬をドローンで散布する仕事です。
過疎化が進み、担い手が減少傾向である農村など地域貢献にも繋がります。
農作物には農薬が撒くタイミングあるので、一度に多くの田んぼや畑に農薬を撒く必要があるので、想像以上に重労働です。
報酬例
- 1反(約1,000㎡)あたり3,000円〜5,000円程度
インストラクター
ドローンの操縦技術や知識を伝える仕事です。
自身の操縦経験を活かし、受講者に知識・経験を伝えて収入が得られます。
求められる内容により報酬の変動幅があります。
スクールへのインストラクター委託募集に応募したり、個人向けの専属指導として副業ができます。
報酬例
- ドローンスクールでの講師として日当5,000円〜
- 個人向けインストラクターとして10,000円~50,000円程度
ライター
ドローンに関する記事やブログ記事を書く仕事です。
ドローンの専門知識を活かし、文章を書くことで収入を得られます。
より高度な知識を持っている人は、ライターの仕事は非常に多いです。
また自宅でもできる点が他のドローン副業と違うと言えるでしょう。
報酬例
- ドローン関連記事執筆、文字単価制の場合で1文字1円~5円程度
- ドローン関連記事執筆、単価制で1記事5,000円〜3万円程度
あなたは、どのドローン副業に挑戦したいですか?
ドローン副業で、新しい収入源を手に入れよう!
【始める前に知っておきたい】ドローン副業に必要なスキル・知識、準備
ドローン副業を始める前に、必要なスキルや知識、準備を確認しておきましょう。
お金を稼ぐ以上にそれ相応のドローンの知識が必要です。
ドローン副業に興味があるけど、何から始めればいいか迷っているのために、ステップ毎に紹介します。
- 準備編
- 機体選び
- ルールの理解
- 営業
それぞれ成功するために知っておくべきポイントが多数あります。
準備編:練習方法、資格取得、費用相場まで!
まずはドローンをしっかり操作できないと、副業もできません。
加えてドローンは国家資格制度が始まっているので、資格を持っている方が副業も進めやすいです。
ここでは、練習方法や資格取得の流れ、費用相場までを紹介します。
ドローンを飛ばす場所探しに困っている人は、以下の記事を参考にしてみましょう。
▶︎ドローン飛ばせる場所を探す方法!これがわかれば自由に飛ばせる
資格を取得すると、より多くの案件募集にチャレンジでき、仕事を受注できる可能性が高まります。
発注する側はドローンに詳しい知識を持っている人は少ないです。
その為、国家資格のアピールだったり、しっかりしたアフターフォローも必要です。
ドロ-ン国家資格について、料金の違いなどさらに詳しく知りたい人は下記の記事で解説しています。
▶ ドローン国家資格の一等無人航空機操縦士の資格概要をわかりやすく解説
▶ ドローン国家資格の二等を徹底解説!取得方法・試験対策・費用全てがわかる
当サイトでは全国のスクールを検索できます。
さらに当サイト限定の割引もありますので、スクール選びに迷ったら使ってください!
機材選び:用途に合わせたドローンの選び方、必要機材、予算の目安
ドローンの副業を始める際、適切な機材選びは成功の鍵となります。
以下に、用途別の機材選びのポイントと、必要な付属品、そして予算の目安をご紹介します。
用途に応じたドローン選び(空撮編)
ここで空撮や写真撮影に向いたドローンを紹介します。
初心者・中級者・上級者(プロ)向けに分けて紹介します。
気になるタブをタップして、情報を確認しましょう。
- 初心者向け
- 中級者向け
- 上級者(プロ)
DJI Mini 3
- 価格:約7万円
- 特徴:軽量で持ち運びやすく、4K動画撮影が可能。SNS向けの縦動画撮影可能。
- 飛行時間:38分〜51分
4K動画も撮影できて、飛行時間も30分以上可能です。
機体が小さいの風に弱いが、十分に綺麗な画像や動画が撮影できます。
DJI Air 3
- 価格:約15万円
- 特徴:広角・3倍ズーム中望遠カメラ、飛行時間最大46分。コストパフォーマンスに優れる。
- 飛行時間;46分
加えて10月15日Air3の改良機体のAir3Sも発売されてました。
新機種が発売したことにより、Air3の販売価格が低下し、お得に購入できる可能性もあります。
一方、Air3Sは、安全機能がより強化されているので、こちらも注目の機体です。
DJI Mavic 3 Pro
- 価格:約40万円~
- 特徴:ハッセルブラッドカメラ搭載、5.1K動画撮影可能。高度な撮影に対応。
- 飛行時間:43分
Mavic 3 Proは、DJIのフラッグシップモデルであり、最高ランクのカメラを搭載しています。
用途に応じたドローン選び(点検・測量編)
ここでは点検や測量に強いドローンを紹介します。
産業機ドローンの為、空撮機を比べて機体価格も高価になります。
- 入門編
- 専門編
DJI Mavic 3E
- 価格:約70万円~
- 特徴:オプションのRTKモジュールなど高精度な測量が可能。
Mavic 3Eは、特に産業用ドローンとしての性能が強化されており、他のMavicシリーズ(例えばMavic 3 ProやMavic 3T)とは異なる専門的な機能を備えています。
Mavic 3 Proは主に映像制作向けで、複数のカメラを搭載しているため、映像制作に非常に適しています。
一方、Mavic 3Eは測量やデータ収集に特化した設計が特徴です。
Matrice 350 RTK
- 約120万円~
- 長時間飛行が可能で、様々なペイロードに対応。産業用途に最適。
Matrice 350 RTKは、産業用ドローンとして特に高性能に設計されており、他のDJIモデルとは異なる専門的な機能を備えています。
Matrice 350 RTKは業務用途に特化した設計が特徴です。
副業の方向性が定まってきたら、その用途に特化したドローンの購入がおすすめです。
定まっていない人は断然Air 3Sがおすすめ!
ドローンに必要な付属品
ドローンだけでは業務を遂行するのは非常に難しいです。
機体以外に必要なものを紹介します。
- 予備バッテリー
- microSDカード
- ND(減光)フィルター
- バックパックまたはケース
- プロペラガード
それぞれの付属について、解説していきましょう!
予備バッテリー
ドローン業務が遂行するにはバッテリーが必須です。
いざ飛ばそうと思った時にバッテリーがなく、飛ばせないと仕事になりません。
価格は、機種によって異なりますが、数千円から数万円です。
業務利用の場合は、多いほど安心です。
microSDカード
保存できる容量がしっかりあって、ビデオスピードクラスV30以上などの高速なものを選びましょう。
加えてmicroSDカードの複数持っていた方が良いです。
空撮でさまざまなシーンを要求されます。
全てのシーンを一枚のSDカードに入れると、ドローンが墜落すると全てのデータも無くなります。
そうような悲惨な事態を防ぐためにも、飛行のたびにSDカードを複数枚を持つと安心です。
ND(減光)フィルター
NDフィルターは、カメラに入る光の量を減らして、適切なシャッター速度を保つことで、滑らかで自然な映像を撮影できるように使用します。
価格は、5千円〜(1セット)
空撮した画像のレベルを上げるには、NDフィルターの調整も必須です。
バックパックまたはケース
ドローンの保管や安全な輸送のためには、必要です。
しっかりとしたケースですと、保管にも使えますし、現場でしっかりしたケースから開くと印象も変わります。
ケースは、1〜3万円程度で販売されています。
プロペラガード
ドローンのプロペラガードは、周囲の物体や人との接触による事故を防ぐための重要な役割を果たします。
プロペラガードは、プロペラ周辺を覆う樹脂製のフレームで、飛行中の衝撃を吸収し、損傷や怪我のリスクを大幅に軽減します。
特に、人が多い場所や屋内での飛行時には、安全性を確保するために欠かせないアイテムです。
価格は機種によって異なりますが、5千円程度です。
機材は段階的に投資し、収益に応じて徐々にグレードアップしていくのが賢明です。
レベル別の必要機材の予算
ここではドローン副業に必要な機材の予算を紹介します。
あくまでも目安です。またすでに機体を持っている人は新しく買い替える必要なありません。
経験がまだ浅い人やこれからの人
機材に必要な価格は、10万円から15万円程度
おすすめな機体は、DJI Mini3 ProまたはDJI Mini 4Pro
非常に価格が抑えられていますし、カメラも十分な機能を有しています。
DJI Miniシリーズは詳しく解説した記事があります。Miniシリーズが気になる人は要チェックです!
▶︎【何が違う?】DJI Mini4 ProとMini3Proの違いについて徹底解説
空撮のレベルもこだわりたい人や本格的に副業を考えている人
機材に必要な価格は、20〜30万円
おすすめの機体は、DJI Air 3SまたはAir3
両機材共に、Fly Moreコンボがおすすめです。
Fly Moreコンボを購入すると、予備バッテーが2本付属して、NDフィルターも付いてきます。
2024年10月にAir3Sが発売されて、Air3の販売価格が安くなりました。
最新機種が発売されると、1つ前の世代のドローンは値下がりします。
新機種が発売されたタイミングで前モデルの機種を買うとコストも抑えられます。
機体に関しても詳しく解説しているので、Air3シリーズが気になる人はチェックしましょう。
▶︎DJI Air3Sが登場!Air3とスペック徹底比較!LiDARで何が変わる?
▶︎DJI Air3とAir2Sの違いは?比較してわかった圧倒的なスペックの差
副業ではなく本事業を考えている人
機材に必要な価格は、100万円以上
おすすめの機体は、DJI Mavic 3 Pro Cine または用途に特化した産業機
本格的に事業を目指している人は、間違いなくMavic 3 Pro以上の機体が必要でしょう。
加えて、編集ソフトや動画を処理するパソコンも必要です。
クライアントに提示できるモニターなど、ドローン以外にも様々なものが必要です。
適切な機材選びは、作業効率と成果物の質に直結します。
自分の技術レベルと予算、そして目指す仕事の種類をよく考慮し、最適な機材を選んでください。
どのような産業ドローンがあるのか、おすすめのドローンについて気になる人は、以下の記事で確認してみましょう。
▶︎産業用・働くドローンの特徴・活用内容を分野に分けて10選紹介!
▶︎カメラ付きドローン選びのポイントを解説!用途や機能で最適な一台を見つけよう
法律・規制:航空法、飛行許可申請、安全運航ルールを解説
ドローンを使用した副業を始める前に、関連する法律や規制の理解は非常に重要です。
初めてドローンの副業を行う人向けに、主要な法律や規制、そして安全運航のためのルールをわかりやすく解説します。
航空法について
ドローンを飛ばすために、航空法で定められる項目には、主に次の3つの項目があります。
- 機体登録
- 飛行禁止空域
- 飛行の方法
どのような事に気を付ける必要があるか、確認しましょう。
機体登録
- 100g以上のドローンは、国土交通省への登録が必要です。
- 登録方法:オンラインで申請可能(通称:DIPS2.0)
- 登録費用:マイナンバーカードで本人確認の場合、1台目の機体は900円(有効期間3年間)
飛行禁止空域
- 空港周辺、150m以上の高さ、人口集中地区(DID)上空、緊急用務空域
- 重要施設(国会議事堂、首相官邸、原子力発電所など)周辺
- イベント会場上空など
飛行の方法
- 日中(日出から日没まで)のみ飛行可能
- 目視での常時監視が必要
- 人や物件との距離を30m以上保つ
- アルコールや薬物の影響下での飛行禁止
- 物件投下の禁止
飛行許可申請
ドローンは、航空法でどこでも自由に飛ばせません。
飛行許可申請が、必要な飛行がある事を覚えておきましょう。
申請が必要なケース
国土交通大臣の許可や承認が必要となる空域及び方法による飛行を「特定飛行」と呼びます。
「1.航空法について」で、紹介した以下の2点が該当します。
- 飛行禁止空域
- 飛行の方法
上記項目に該当する場合、国土交通大臣や管轄部署へ申請する事で、許可・承認が得られる事があります。
申請方法
- オンラインシステム「DIPS2.0」を通じて申請可能
- 飛行目的、日時、場所など飛行に関する情報をすべて記入し申請。
- 飛行予定日の10日前までに申請(審査に時間がかかる場合あり)
どのようなケースで、飛行許可・承認申請が必要か迷った人は、次の記事を確認しましょう。
▶ 驚きの時間節約!ドローンの包括申請vs個別申請、スマートな選び方
安全運航ルール
ドローンの飛行では、安全の担保が必要です。
特に以下の3つの状況で安全チェックが欠かせません。
- 飛行前
- 飛行中
- 飛行後
それぞれの状況でチェックが必要内容を確認しましょう。
飛行前チェック
- 飛行計画の作成
- バッテリー残量、膨張が無いかなど確認
- プロペラや機体の損傷チェック
- GPSの受信状況の確認
- 気象条件(風速、視界)の確認
- 飛行場所の周囲の状況確認
飛行中の注意事項
- 常に周囲の状況を把握
- 突然の気象変化に注意
- 電波干渉のリスクがある場所での飛行を避ける
- バッテリー残量に常に注意を払う
着陸・飛行後のチェック
- 周囲や着陸地点の安全確認
- 機体の損傷確認
- 飛行日誌の作成
点検の事を詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみましょう。
▶ ドローン飛行前点検は出来ている?チェックすべき項目を紹介!
保険加入
ドローンも自動車と同様に、万全の安全対策をしていても事故のリスクは避けられません。
保険加入を必須と考え、万が一の事態に備えが重要です。
保険について
- 対人・対物賠償責任保険への加入を強く推奨
- 年間数千円〜数万円程度で加入可能
- 特定の資格保持者の人が対象となる団体保険も検討(UIDA資格、DJI CAMPなど)
保険加入で迷ったら、以下の記事を参考にしてみてください。
▶ドローン事故のリスクと保険の重要性!安心して飛ばすドローン保険ガイド
地域ごとの規制
ドローンを飛ばすにあたり、注意しないといけないのは航空法だけではありません。
航空法以外の規制一例をご紹介します。
自治体の条例について
- 自治体によっては独自の条例や規制がある場合があるので、事前に確認が必要
- 例:東京都では都立公園でのドローン飛行に許可が必要
航空法やその他法律や規制を遵守によって、安全かつ合法的にドローンを活用した副業を展開できます。
常に最新の情報を把握し、責任ある操縦者として活動が、継続的な副業の成功につながります。
営業・集客:顧客獲得、単価交渉、リピーター獲得… 稼ぐための営業戦略
ドローンの副業で成功するためには、技術的なスキルだけでなく、効果的な営業・集客戦略が不可欠です。
初めてドローンの副業を始める方向けに、営業・集客の方法を具体的に掘り下げて解説します。
顧客獲得戦略
オンラインプラットフォームの活用
- ランサーズ、クラウドワークスなどのフリーランス向け、プラットフォームに登録
- プロフィールには、保有する資格、使用機材、過去の実績を詳細に記載
- 最初は低価格でも良いので、積極的に案件に応募し、実績を積む
SNSを活用した自己PR
- Instagram:ドローンで撮影した魅力的な写真や動画を定期的に投稿
- YouTube:ドローン撮影の舞台裏や技術解説動画を公開
- X(旧Twitter):最新の撮影情報や業界動向をシェア
- ハッシュタグを効果的に使用(例:#ドローン撮影 #空撮 #ドローンフォトグラファー)
ポートフォリオサイトの作成
- 作品を効果的に魅せるウェブサイトを作成
- ポートフォリオ作成サービス(Wix、Portfolioboxなど)を活用
地域に特化した営業
- 地元の不動産会社、建設会社、イベント企画会社などにアプローチ
- 地域の商工会議所や観光協会と連携し、地元PRの案件を獲得
- 電話、メール、ドアノックなど、積極的な営業
価格提案
効果をわかりやすく伝える
- 単なる撮影だけでなく、編集技術やデータ解析能力もアピール
- 顧客のビジネスにどのような価値をもたらすかを具体的に説明
パッケージ料金の設定
- 撮影のみ、撮影+編集、撮影+編集+データ解析など、複数のプランを用意
- 顧客のニーズに合わせて柔軟に対応できるようにする
- 松竹梅の法則で、3つの選択肢があるとき、真ん中を選ぼうとする心理効果をねらう
初回割引の活用
- 新規顧客獲得のため、初回限定の割引プランを提供
- ただし、通常料金も明示し、次回以降の価格設定の基準を示す
競合他社の価格調査
- 地域や業界の相場を把握し、適切な価格設定を行う
- 自身の強みを明確にし、多少高くても選ばれる理由を作る
リピーター獲得
質の高いサービス提供
- 期待以上の成果物を提供し、顧客満足度を高める
- 納期を厳守するなど、プロとしての信頼を獲得
アフターフォローの徹底
- 納品後、使用状況や追加のニーズがないかフォローアップ
- 定期的にニュースレターを送り、新しいサービスや技術情報を提供
顧客ごとのカスタマイズ対応
- 顧客の業界や特性を理解し、オーダーメイドの提案を行う
- 長期的な関係構築を目指し、提案型で顧客のビジネス成長に貢献する姿勢を示す
紹介制度の導入
- 既存顧客からの紹介に対して、割引やボーナスサービスを提供
- 口コミによる新規顧客獲得と既存顧客の囲い込みを同時に狙う
効果的な営業コミュニケーション
ニーズのヒアリング
- 顧客の要望を丁寧に聞き取り、最適なソリューションを提案
- 「なぜそれが必要か」を掘り下げて質問し、潜在的なニーズを発掘
専門用語の適切な使用
- 顧客の知識レベルに合わせて、専門用語の使用を調整
- 必要に応じて、技術的な内容をわかりやすく説明
提案書の作成
- 視覚的に分かりやすい提案書を作成(画像や図表を効果的に使用)
- 具体的な数値目標や期待される効果を明記
フォローアップの重要性
- 提案後、適切なタイミングでフォローアップの連絡
- 顧客の決定を急がせず、必要な情報を継続的に提供
これらの戦略を組み合わせて実践すれば、ドローンを活用した副業で、安定した収入を得ることが可能になります。
顧客ニーズを捉え、質の高いサービスが成功の鍵です
【不安を解消!】ドローン副業でよくある疑問 Q&A
ドローン副業を始める際のよくある疑問を解消!
資格の必要性や収入の目安、初期費用、本業との両立方法など、気になるポイントをQ&A形式でご紹介します。
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資格は絶対に必要? 無資格でできる副業は?
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副業の内容によっては無資格で始められます。
専門性を高めたり、安全に業務を行うためには資格取得がおすすめです。
撮影のみを請け負う場合、空撮・点検・測量など、その事業分野の資格の必要性はありません。
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実際どれくらい稼げる? 副業収入の目安、成功者の収入例
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経験やスキル、仕事の種類によって収入は異なります。
月に数万円から数十万円を稼ぐ人もいます。
経験を積んで、高単価の案件を獲得することが成功の鍵です。
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初期費用は? 機材費用、資格取得費用、回収できる?
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機材や資格取得にかかる初期費用は、用途により異なります。
入念な経営計画のもとで回収可能です。
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本業や家事と両立できる? 時間管理、体力面、家族の理解は?
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時間管理や家族の了承が、両立の重要なポイントです。
スケジュールをしっかりと組んで、効率よく活動していきましょう。
十分に計画をねってドローン副業に挑戦し、新たな可能性を広げましょう!
ドローン副業で失敗しないために… 注意すべき点は?
ドローン副業を成功させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
注意すべきポイントを確認し、リスクを回避しましょう。
事故のリスク:安全運航の重要性、保険加入、トラブル発生時の対応
ドローン操縦には常に事故のリスクが伴います。
安全運航の徹底が、副業を継続する上で最も重要です。
安全運航の重要性
- 飛行前のチェックリストを作成し、毎回確認する
- 気象条件(風速、降水確率など)を必ず確認する
- 周囲の状況を常に把握し、人や建物との接触を避ける
保険加入
- 対人・対物賠償保険に加入する(年間1万円〜5万円程度)
- 機体損害保険も検討する(修理・買い替えの費用をカバー)
トラブル発生時の対応
- 緊急時の連絡先リスト(警察、消防、保険会社など)を常に携帯する
- 事故発生時のマニュアルを作成し、迅速に対応できるよう準備する
- クライアントとの契約書に免責事項を明記しておく
法律違反:航空法違反、プライバシー侵害… 知らないと大変なことに?!
法律を遵守は、ドローン副業を行う上で絶対に譲れない点です。
知らずに違反してしまうと、罰金や業務停止など深刻な事態を招く可能性があります。
航空法の理解と遵守
- 無人航空機の飛行ルール(飛行禁止区域、飛行高度制限など)を熟知する
- 必要な許可・承認(夜間飛行、目視外飛行など特定飛行時)を取得する
- 飛行日誌の記録を徹底する
プライバシー侵害の防止
- 撮影対象の同意を得る(特に人物や私有地の撮影時)
- 個人を特定できる映像の取り扱いに注意する
- SNSなどでの映像公開時は細心の注意を払う
その他の法律知識
- 著作権法(撮影した映像・写真の権利)
- 道路交通法(公道での離着陸)
- 各自治体の条例(地域によって異なる規制)
ドロ-ンに関わる法律について、もっと詳しく知りたい人は、次の記事が参考になります。
▶ ドローンに関する法律!航空法以外にあなたはいくつ知っている?
稼げないリスク:競合との差別化、顧客獲得、単価競争… 生き残る戦略
ドローン市場の拡大に伴い、競争も激化しています。
単にドローンを飛ばせるだけでは、稼ぐことは難しいです。
競合との差別化
- 特定分野に特化する(例:不動産撮影、農業支援、インフラ点検など)
- 高度な編集技術を習得する(動画編集、3Dモデリングなど)
- 独自の撮影技法や表現方法を開発する(経験や挑戦を通じてステップアップ)
顧客獲得戦略
- ポートフォリオを充実させ、Webサイトやソーシャルメディアで公開する
- 地域のイベントや展示会に積極的に参加し、ネットワークを広げる
- 既存顧客からの紹介制度を導入する
価格戦略
- 単価競争に巻き込まれないよう、付加価値の高いサービスを提供する
- パッケージプランを設定し、顧客の予算に応じた選択肢を用意する
- 長期契約や定期的な業務を獲得し、安定収入を確保する
モチベーション維持:目標設定、スキルアップ… 継続するための秘訣
ドローン副業を長期的に続けるには、モチベーションの維持が不可欠です。
常に成長を意識し、目標を持って取り組むことが重要です。
- 明確な目標設定
- 短期・中期・長期の具体的な目標を設定する(例:月間売上、獲得顧客数など)
目標達成度を定期的に評価し、必要に応じて戦略を修正する
成功事例を記録し、モチベーション維持に活用する
- ワークライフバランスの確保
- 副業と本業、プライベートのバランスを取る
休息時間を確保し、燃え尽き症候群を防ぐ
家族や友人との時間を大切にし、支援を得られる環境を作る
- 継続的なスキルアップ
- 関連資格(測量士、赤外線建物診断技能師、防災士など)の取得にチャレンジする
定期的に新しい技術や機材について学ぶ(オンライン講座、ワークショップなど)
他のドローンパイロットとの交流を通じて、情報交換やテクニックの共有を行う
モチベーションやスキルのアップには、経験者との交流がおすすめです。
あなたと同じドローンビジネスに興味を持った人や、プロが参加する「ドロビジ」は有益な情報交換の場です。
コミュニティ選びで迷ったら、ドロビジからスタートしてみましょう!
ドローンを始めたばかりの人から、プロのドロ-ンパイロットまで、たくさんの人と交流できます。
副業を始めると起こりうるリスクに備えて、安心してドローン副業を楽しもう!
【まとめ】ドローン副業で、あなたの可能性を広げよう!
本記事では、ドローン副業に興味がある人向けに、具体的な仕事内容や稼げる金額、必要なスキル・資格などを詳しく解説しました。
ドローン副業は、空いた時間を有効活用しながら、自分のペースで収入を得られる魅力的な働き方です。
一方で、航空法などの法律や安全運航に関する知識、そして顧客獲得のための営業努力も欠かせません。
しかし、正しい知識と準備があれば、ドローン副業で成功する可能性は十分にあります。
ぜひこの記事を参考にして、ドローン副業に挑戦してみて下さい!
あなたのドローン副業が成功し、豊かな生活を手に入れる一助となることを願っています。